2017/02/28 09:49

塗滴2017.02.15 「肉ジャガを似ている合間に・・・

「肉ジャガを煮ている合間にちょこっとペンキでも塗っておこう」くらいの気軽さらしい。力まず、気負わず、意気込まず、日常の暮らしの一部のように部屋づくりを楽しむ。近年のDIYブームの主役、女性たちの感覚である▲DIY主婦のカリスマ的な存在・久米まりさん(大阪府)にお話を聞いた。結婚を機に借りた部屋の「信じられない古さ」にショックを受けた久米さん。「何とかしたい」一念で経験はおろか関心さえなかったDIYを始めることになったが、手を入れるごとに居心地が良くなっていく家、家族が喜び、幸せ感が高まっていく暮らしにDIYの本質的な楽しみを見つけた▲セルフリフォームなどと言われるように、住空間まで幅を広げているところに近年のDIYブームの特徴がある。住空間、つまり日常の暮らしの場を自分や家族が住みたい部屋、住み心地のいい部屋に変えていく。だからこそ女性、特に主婦層とDIYが強く結びついた▲準備にお金と時間を割き、「さあ、やるぞ」と気合いが入りがちな男性に対して、「料理やお掃除と同じような感覚、むしろ息抜き的な楽しみ」として日常に溶け込んでいるから女性のDIYは長続きがする。このカジュアルさがブームから文化へのカギかもしれない▲「新たな市場だ」と企業も力みすぎると良くない。共感ベースで見守りたいところ(K)