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完工額、前年並みを維持 高知の需要低迷深刻化 日塗装 平成19年度完成工事額
日本塗装工業会は平成19年度の塗装工事業者実態調査をまとめた。調査は平成19年9月1日現在。
今回まとめた調査によると、平成19年度の年間完成工事額は7,600億8,100万円で、前年比99.9%と前年並みを維持した。
ダンピングが深刻化している建築・建設業界にあって、物件数の獲得あるいは上級スペックの働きかけなどでしのいでいる様子がうかがえる。ただ、調査時点の関係で建築規準法改正による建築確認遅延問題の影響が反映されていないと考えられることから予断は許さない。
一方、事業者数は2,865社で前年から96社減と会員数の減少が続くが、1社平均の完工額は前年比3.2%増の2億6,530万円となった。
支部別で見ると、伸張が目立ったのは愛媛117.5%、三重113.0%、山梨・秋田109.1%、滋賀108.4%、茨城107.8%の順。1社平均でも愛媛120.8%、三重115.1%、岐阜113.9%、秋田111.4%、滋賀108.4%と地方での奮闘が目立つ。
逆に大きく減少したのは前年比63.6%の高知で前年に引き続く下落。1社平均でも同77.4%と需要低迷の深刻度が増している。以下、徳島84.9%、埼玉85.2%、岡山87.7%、熊本89.3%と続く。
新築・塗替え工事別完工額比率を見ると、新築工事25.0%に対し、改修工事75.0%で前年よりも若干改修工事へのシフトが進んでいる。
また官庁・民間工事別完工額比率では、官庁工事は566億9,600万円と前年比30億2,700万円の減、民間工事も72億1,500万円減少したものの、官庁・民間の工事比率は7.8:92.2となり(前年は8.1:91.9)、官庁工事の減少による民間へのシフトが結果的に高まる傾向を示す。
最後に民間請負種別工事額比では、元請工事額は2,132億7,600万円で前年比100.8%の微増。一方、下請工事額は4,591億8,000万円で前年比98.2%とわずかに減少、元請シフトへの努力が垣間見える結果となった。