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塗料・生産

2007年度塗料出荷 市況悪化を映し出す 191万トン(純出荷)、前年度0.8%減

2007年度(2007年4月‐2008年3月)の塗料生産・販売・在庫統計が発表された。販売(出荷)は前年度比0.7%増の207万3,355トン、金額ベースでは3.7
%増の7,758億4,000万円であった。純出荷では0.8%減と数量でわずかだが前年を割り込み、需要の低調さを示した。


生産は193万1,901トンと前年度より1.1%減少。販売(出荷)動向を品目別で見ると、プラスが13品目に対しマイナスは7品目。金額ベースではプラスが13品目、マイナスが7品目。
出荷が数量で伸びたのは船底塗料(8.8%)を筆頭に、その他塗料(6.7%)、不飽和ポリエステル系(3.5%)、水性樹脂系(2.2%)などが目立つ。逆に減少はアルキド調合(10.6%減)、アルキドワニス(9.3%減)、厚膜エマルション(9.2%減)、アミノアルキド系(6.8%減)、ラッカー(5.5%減)など。シンナーは2.4%増であった。


金額ベースではその他塗料(13.1%)が大きく増加、次いで船底塗料(13.0
%)、粉体塗料(5.5%)、不飽和ポリエステル(5.4%)、エポキシ系(5.0%)の順。
純出荷ベースでは190万7,960トンと前年度を0.8%割り込んだ。金額ベースでは価格改定などもあって2.6%増え7,112億4,700万円。数量で伸びた品目は船底塗料(10.3%)、アルキドさび止(3.0%)、不飽和ポリエステル(2.9%)、電気絶縁(2.3%)など。減少が目立ったのはアルキドワニス(13.5%減)、アルキド調合(10.5%減)、厚膜エマルション(8.7%減)、アミノアルキド系(6.6%減)など。金額ベースでは船底塗料(14.6%)がトップの増加、次いでエポキシ系(7.5%)、アルキドさび止め(6.6%)。減ったのはアルキドワニス(12.9%減)、厚膜エマルション(9.9%減)が顕著。


市況的には横ばい基調だが、原材料コストを含めたコスト上昇の局面の中で、価格改定は3.2%とコスト吸収割合は30‐40%ほどと推測され、実質の市況は大幅に悪化していることがうかがえる。
自動車用に関してはアミノアルキド系、水溶性樹脂系など関連する品目が低調。自動車生産動向に比例して伸びる傾向とは逆行。要因はカーメーカーの混成ラインが進み、1台当たりの使用塗料が減っているためと見られる。


工業用は電気・機械関連ユーザーの生産拠点の海外シフトがこの1年間で進み、国内需要のパイは依然縮小した。その一方で内需型の工業需要は堅調でほぼ相殺された出荷状況にある。
悪化が目立ったのは汎用市場。「市場はメルトダウンしている」(担当トップ)と称されるくらい数量・金額とも軟化した。エマルションペイントは純出荷ベースで実質マイナス。建築用塗料は値上げよりも値下げ圧力の方が強い。


ダウンロード (20080611-4-3.pdf : 236.2 KB)

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