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塗料・生産

平成20年(2008年)塗料出荷動向 198万トン(4.4%減) 7,745億円(0.8%増) 11月以降、記録的急減

平成20年(1-12月)の出荷はリーマンショックによる世界経済の後退局面を受け10月以降記録的な需要の減少となり、年間の出荷数量ベースで前年比4.4%減の198万2,615トン、金額ベースでは0.8%増の7,745億3,000万円となった。200万トン割れは4年ぶり。
ちなみに10月の出荷は17万7,099トン(707億1,900万円)、11月には15万494トン(597億6,300万円)、12月は13万4,242トン(524億3,100万円)と急落。年末とはいえ12月の13万トン台は記録的な低水準となった。


品目別では前年比プラスとなったのはエマルションペイント(4.6%増)、船底塗料(2.5%増)、エポキシ樹脂系(2.4%増)の3品種のみであった。
マイナスが目立ったのはアルキドワニス(25.1%減)、厚膜エマルション(19.5%減)、ラッカー(16.5%減)、アルキド調合(12.7%減)、アクリル焼付(10.8%減)、水性樹脂系(9.6%減)など。
出荷金額は7月の718億5,700万円がピーク、12月の524億3,100万円がボトムを形成。ピーク時とボトムの差は約200億円となった。
平均キロ単価では8月の401円がピークで3月の372円がボトム。年間平均は391円と前年比5.4%の増加。
月末在庫は1月の11万617トンがピーク、ボトムは10月の10万1,713トンであった。年末在庫は10万3,061トンで前年比5.1%減の水準。
一方純出荷は181万6,380トン(5.0%減)、7,093億2,300万円(0.6%増)。


12月の出荷数量は前年同月比で20%近い減少となるなど、需要局面の転換によって出荷動向の見通しが不透明となっている。特に秋から始まった自動車メーカー各社の減産を受け、自動車関連品目の出荷が急減した。また輸出比率の高い弱電や産業機械向け需要が大幅に後退し「工業のOEM分野は体感的に50%近いマイナス」(メーカー担当者)と需要の冷え込みは尋常でない。
このため工業用品目である水性樹脂系、アクリル焼付などの需要に影響が大きい。一方エマルションペイントを代表とする汎用品目は工業用に比べ減少幅が小さかった。


平成20年度(4-3月)の見通しでは1月以降も需要の低迷が続くと予想され、厳しい状況にある。自動車メーカーの在庫調整が5月以降となるため、工業用の底は秋にまでずれ込む可能性がある。「来年度いっぱいは需要回復は見込めない。工業用の落ち込みを汎用の需要創造でどこまでカバーできるかが鍵」(メーカー担当者)といえる。

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