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景気減退の影響で仕上・左官とも下落 改修向け微弾性フィラーは健闘 NSK平成20年生産統計発表
日本建築仕上材工業会(NSK)は平成20年(1-12月)の建築用仕上塗材及び左官・補修材料の生産数量統計をまとめ、会見を行った。建築用仕上塗材の生産量は前年比90.8%の24万4,515トン、左官材料・補修材料の生産量に至っては85.0%の44万6,086トンと大きく落ち込んだ。
NSKの常山洋会長は会見の冒頭で「一昨年の建築基準法厳正化による需要の落ち込みが回復しないうちに昨年秋口からの急速な景気減退に直面、数字に表れた。回復見通しについてもまだ立てられない状況」と説明した。
建築仕上塗材に関しては改修需要がメインで動いており、新築を主体とした左官・補修材料に比べれば落ち込み幅は小さい。
主要品目で見ると改修工事の定番となった可とう型改修塗材E(いわゆる微弾性フィラー)は前年比99.5%の5万7,463トンと前年並みをキープ。また戸建住宅の仕上げで近年回復基調にあった薄塗材E(樹脂リシン系統)も94.9%の4万2,696トンと健闘したものの、複層塗材E3万7,928トン(前年比83.7%)、防水形薄塗材E2万1,759トン(80.4%)、防水形複層塗材E1万6,935トン(92.3%)など主力品目全体では落ち込んだ。
また上塗材の水系化の推移に関しては、水系と溶剤系の比率が73.6%:26.4%とほぼ昨年比で横ばい。水系シフトの動きは足踏み。
一方、左官・補修材料に関しては建築基準法改正に揺れた昨年(平成18年比92.1%)を上回る落ち込みとなった。急速な景気減退による建築着工、住宅着工数の減少がもろに響いた格好だ。
RCで使用されるセメントフィラーなどの建築用下地調整塗材は前年比86.1%の18万1,212トン、木造戸建てを中心としたラスモルタル用軽量セメントモルタルは84.9%の16万8,035トン。特にここ数年増加を続けていたSL(セルフレベリング)材、中でも生SL材が78.5%の9万7,051m2と足を引っ張るかたちとなった。
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