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完工額7,374億円、微減にとどまる 日塗装 平成21年度完工額(建築塗料・塗装特集2010から)
日本塗装工業会は平成21年度の塗装工事業実態調査をまとめた(調査は平成21年9月1日現在)。今回まとめた調査によると、平成21年度の年間完成工事額は7,374億円と前年比97.1%の微減にとどまった。
急速な景気減退、建設投資の更なる抑制を受け建設関連のあらゆる業種が大幅な売上減を強いられている中にあって、塗装業はほぼ前年並みの完工額を確保できている。
塗装工事業は主軸が改修需要に移り、既に完工額の77.8%を改修需要が占めている。このため新設工事の急激な落ち込みの影響が他の専門工事業に比べて少ない。合わせて「昨年政権が変わり、ものから人へとのスローガンを掲げているが、一方で今ある建物をきちんとメンテナンスし、長く使うための政策も推し進めている。改修需要を主体としているため、今後も堅調に推移するのではないか」(関係者)との見方を示す。
一方、会員の事業者数は2,651社(前年比105社減)と減少傾向が続く。反面、1社当たりの完工額は増加傾向にあり、完成工事額のピークを記録した平成8年度と同程度の2億7,800万円に回復してきている。
支部別で見ると、伸長が目立ったのは山口(123.4%)、山形(121.9%)、兵庫(112.7%)、新潟(107.2%)、沖縄(105.2%)など。反対に昨年から減少したのは佐賀(63.2%)、高知(74.3%)、滋賀(74.9%)、宮崎(78.3%)と続く。「いずれも地方で、もともと母数が小さく公共工事などその年度のスポット工事が数字に反映されるため。特定の要因はない」と説明。
新築・塗り替え工事別完工額比率を見ると新築工事22.2%、塗り替え工事77.8%と前の年の23.7%:76.3%に比べ一層改修需要へのシフトが進んでいることが分かる。公共、民間、住宅とも新設着工が減少していくことは確実で、今後もこの傾向は続くと見られる。
また、官庁・民間工事完工額比率では、官庁工事は572億8,300万円、民間工事は6,583億3,100万円で官民の比率は8.0%対92.0%の割合で前年とほぼ同水準。
このうち民間工事の請負種類別完工額は、元請工事は前年比4.3%増の2,253億7,600万円。一方、下請工事額は4,329億5,500万円と前年比4.9%減少。元請対下請の比率は34%:66%で、前の年の32%:68%より元請比率がアップ。元請シフトへの努力が引き続き行われていることが読み取れる。
最後に構成別完工額比を見ると、建築塗装57.0%、防水8.2%、橋梁塗装6.0%、タンク・プラント9.8%、道路ライン・土木コンクリート2.4%、その他16.5%となった。
また、「第10回ペインテナンスキャンペーン」(2009年4月1日‐9月30日)の結果も発表された。キャンペーン期間中の施工実績は2,984件で、期待していた3,000件には及ばなかったものの、前年比9%増と伸長した。
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