インタビュー
2007年12月19日
グリーンポリマー塗料に高い評価
関西ペイント
工業塗料本部第1技術部 大西和彦
氏
、藤林俊生
氏
大西:CM研が創設され、フリーな立場で新しい材料開発を進めるに当たり、カーボンニュートラルの環境に優しい塗料を作るべく植物由来原料を用いたグリーンポリマー塗料の開発に着手した。
藤林;体質材料として使うケースはこれまでにもあった。またデンプンを脂肪酸で固めればポリマーを作ることはできるが、それではデンプンの錯鎖が切れてしまい塗料としての機能を果たさない。
大西:簡単にいうとエステル化することで塗料化が可能になる。 藤林:塗料のイメージとしてはアクリル塗料のクリヤーをイメージした。作り方は先にデンプンを切っておいて、それからエステル化する。デンプンを溶媒に溶解し、デンプン中の水酸基と酢酸ビニルをエステル交換反応させて合成し、溶媒を除去して粉末状態で取り出す。その他、塗料調整として添加物なども植物由来のものを検討し、組み合わせで行った。
大西:既に1液タイプが完成し、これまでの2液タイプとライン適正で使い分けていると思う。水性タイプの開発も鋭意進めている。 今回の受賞はシャープさんの素早い動きに対し、当社の工業用技術グループ、営業のマーケティンググループなど多くの協力の賜物であり、当社ならではの技術力の高さが評価された。
写真=左:大西和彦氏(工業塗料本部第1技術部部長)、右:藤林俊生氏(工業塗料本部第1技術部課長)
« 前のインタビュー | インタビューアーカイブ | 次のインタビュー »