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2006年03月17日
微減ながら抑制効果進む 平成16年度PRTRデータ
平成16年度PRTR(化学物質の排出量・移動量)の集計が発表された。16年度集計となる平成17年4月1日から6月30日までの間に排出量などの届出を行った事業所数は全国で40,341事業所。前年度(41,079社)より738社減少。総排出量は27万トン、総移動量は23万トンとなり合計で50万トンとなった。前年度が合計で53万トンであったのに比べ3万トンの減少。届出事業者数が昨年より738社減少したこともあるが、数量を事業所数で割った平均は約0.5トンのマイナス。事業者レベルによる改善が進んでいることが推計される。
一方、国の推計による届出対象外の排出量は35万7,000トンで前年度より1万5,000トンのプラスとなった。この結果、届出・非届出の排出量の総計は62.7万トンで、この点でも前年度(63.3万トン)より改善されているのが見て取れる。
総届出排出量・移動量に対する排出量の内訳は、大気への排出 23万3,000 ト ン(構成比47%)、公共用水域への排出1万1,000トン(2.3%)、事業所内の土壌への排出260トン(0.051%)、事業所内の埋め立て処分2万5,000トン(4.9%)。また移動量の内訳は事業所外への廃棄物としての移動22万7,000トン(45%)、下水道への移動3,000トン(0.61%)となった。
届出排出量・移動量の合計の多い上位5物質はトルエン15万8,000トン(前年17万トン)、キシレン6万トン(6万トン)、マンガン及びその化合物3万2,000トン(3万3,000トン)、塩化メチレン3万1,000トン(3万4,000トン)、エチルベンゼン1万7,000トン(1万6,000トン)となった。届出外排出量においても、これらを含めた上位10物質で全体の85%を占める。
また届出排出量と届出外排出量の合計の多い物質は、トルエン19万1,000トン、キシレン12万1,000トン、エチルベンゼン3万3,000トン、塩化メチレン2万5,000トンと溶剤、合成原料が上位を占めた。
製造業・非製造業を合わせた全45業種のうち、製造業(23業種)の届出排出量・移動量の合計は47万5,000トンで、全体の95%を占めた。
上位業種は、化学工業13万1,000トン(前年13万3,000トン)、輸送用機械器具製造業6万2,000トン(6万2,000トン)、鉄鋼業4万1,000トン(4万4,000トン)、プラスチック製品製造業4万トン(4万5,000トン)、電気機械器具製造業2万9,000トン(3万2,000トン)の順。一方、届出排出量で見ると、輸送用機械器具製造業、化学工業、プラスチック製品製造業、非鉄金属製造業、金属製品製造業と順位が変動する。
都道府県別で排出量・移動量の合計が多いのは、愛知県3万7,887トン(全国シェア7.58%)、静岡県2万7,055トン(5.42%)、山口県2万7,041トン(5.41%)、兵庫県2万5,356トン(5.08%)、埼玉県2万4,862トン(4.98%)となり、愛知、静岡は昨年に続き、最も排出・移動が多い地域となった。
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