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2006年03月16日

マーケット:国内

ナノテク、研究開発から製品化の流れ(展示会) nano tech 2006

ナノテクノロジー関連の技術・製品が一堂に会する「nano tech 2006 国際ナノテクノロジー総合展・技術会議」が2月21~23日までの3日間、東京ビッグサイトで開催された。
5回目を迎える今回は、昨年の326社・団体を大きく上回り、国内外から385の企業・団体が出展し、過去最大規模となった。
ナノテクノロジーは情報通信、バイオ、環境、エネルギーなどさまざまな分野で利用されており、その市場規模は近い将来20兆円規模になると期待されている。今回は研究開発をメーンとしたものから産業化が進み、製品の出展が多く見られた。
三井物産はベース樹脂に少量添加するだけで高導電性を発現出来るカーボンナノチューブ(CNT)などを出展した。同社のCNTを含有した樹脂コンパウンドでは、引張強度や耐熱性が上がり基本物性の向上効果がある。同社のCNTを練りこんだプラスチックは下地処理をせずに電着塗装が可能になり、自動車のフロントフェンダーなどに採用されている。
住友商事はCNTを塗料化した水性コーティング材(大同塗料と共同開発)を出展した。CNTを含有することで、透明な導電塗膜を実現。電気がたまらないため静電気を防ぎ、ほこりなどが付きにくくなる。高い透明度が特長(全光線透過率81.5%・85.2%)。これから本格展開していく意向。
楠本化成は繊維状多孔性シリカを出展した。同品は環境に低負荷な合成法により、数百ミクロンの繊維状形状と独特の規則細孔構造を持つよう設計されており、マクロ形態とミクロ構造の異なる次元で規則的な構造を有する。
BYK-Chemie(ドイツ)は湿潤分散剤、表面調整剤など塗料・インキ用添加剤、Bayer(ドイツ)は多層カーボンナノチューブなどを出展した。
また、併催した「国際先端表面技術展・会議」では、日本ペイントが超撥水塗料、耐汚染性親水化処理剤などを出展した。
同社の超撥水塗料「リペルコート」はシリコーン・アクリルブロックポリマーをベースとし、広範囲の要求機能・用途に対応出来る。また、耐汚染性親水化処理剤「サーフアルコート」はアルミニウムフィン材の表面処理剤として開発された。親水性樹脂と相構造コントロール技術により高親水持続性高潤滑性特定物質に対する耐汚染性を発揮する。その他に金属ナノ粒子、金属コロイドを紹介した。


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