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2006年11月07日
BPの排ガス対策に効果(自補修) 光陽オート、東京工大など
光陽オート(千葉市若葉区、社長・宮岸清治氏)は千葉市の産学共同研究促進事業の助成を受け、東京工業大学などと共同で新たなVOC除去システムの開発に至った。BP(板金塗装)ショップなどから排出されるVOCと悪臭を除去する。従来の活性炭を用いた方法などに比べ除去性能を高めると同時に、ランニングコストの大幅な軽減、作業品質の向上を実現した。
開発したVOC除去システムの名称は「MF ミクロフォグシステム」。塗装ブース内の空気排出用ダクト、顔料などを吸着除去するフィルター、そしてVOCと悪臭を分解除去するための特殊薬液スプレーで構成される。
まず、ダクト入口に設けたフィルターで顔料分やVOCを含む塗料ミストを70%程度吸着分離。通過したVOCはダクト内に組み込まれたスプレー装置から噴霧される、水を主成分とする特殊薬液の作用で90%以上が除去されるといった仕組み。
また同時に、酢酸エチル、イソブタノール、トルエン、キシレンなど悪臭防止法による特定悪臭物質も除去する。大半のBPにとってはVOCよりも、近隣からの苦情など悪臭対策が切実な問題。これまで活性炭を用いた除去方法などで対応していたが、活性炭の交換によるランニングコストがかさむことに加え、塗装ブース内の圧力が上昇するため作業品質にも影響があった。
これに対し、ミクロフォグシステムは新たに排気ダクトを設置するなどイニシャルコストは若干かかるものの、
従来の活性炭方式に比べランニングコストは4分の1ほどに抑えられるという。また、塗装ブース内の圧力上昇もなく作業品質にも影響がない。
「当社にとっても切実な問題であった悪臭対策として研究を始め、ケミカル開発企業、東京工業大学にも協力していただき開発に漕ぎつけた。本格的な市場展開は年明けの予定だが、困っている同業者、また中小規模の焼付塗装業者などに供給していきたい」(宮岸社長)とし、現在、地域や業種向けの代理店を構築中。
改正大気汚染防止法では、大規模排出量の固定発生源が法規制対象となり、その他は自主的取組で、BPや小規模塗装工場は切迫感がないのが実情。しかし、2010年で2000年比30%削減の目標がクリアされなければ、規制対象が広がる可能性があり、中小といえども重要な課題。
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