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2006年11月07日

行政・団体

景観を市民のものに、神奈川県・大和市 住宅外壁色調査

街づくりや景観形成を市民の手に―といった機運が高まってきた。景観法が施行され、自治体の中には市民を巻き込んだ形での新たな景観事業を立ち上げる動きが全国的に出ている。
神奈川県大和市は今年4月、第13回街づくりフォーラムを開催するに際して、市民ボランティアによる「景観調査隊」を結成、「色彩」「歴史」「眺望」の3テーマに分け、景観について調査した。同市は4月1日付で景観行政団体に移行したことが背景にある。
「景観調査隊・色彩」は大学生から主婦、地域行動のメンバーで編成され、半年間にわたり棚橋地区とつきみ野地区の住宅の外壁色の調査を行った。調査に対し大和市に本社を置くカラーワークスの秋山千恵美氏がアドバイス。
調査隊は日本塗料工業会の色見本帳を手に、外壁色に近いカラーチップを探し、地域の外壁色の色傾向を抽出した。その結果、棚橋とつきみ野では色彩の傾向に大きな違いがあることが判明した。棚橋は住宅の形状に統一感が見られ、外壁色はオレンジ系の明るいツートーンが基調。これに対しつきみ野は建物の形状はばらついていたものの、外壁色は落ち着きのあるイエロー系であった。
結果は大和市が9月30日に開催した第13回街づくりフォーラムやまと「大和の景観調査発表会」で発表された。参加した大学生からは「色彩から街を見てみると新しい発見があり、新鮮だった」「街の見方が変わった。これからも景観に関心をもっていたい」などの意見が出ていた。
また色彩班の調査の方法などについてアドバイスした秋山氏は「市民の立場から色彩についての関心がもっと高まってほしいと思います。色彩は個人を超えた景観形成という役割があり、良い景観を形成し残していくためには、市民レベルの話し合いが最も大切です」と話していた。
(写真=色彩班は寸劇の形で調査結果を発表)


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