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2007年03月19日
燃料電池の触媒用途向け展開、日ペ 白金ナノ粒子の新担持法を開発
日本ペイントは燃料電池の構成材料であるカーボンへの白金ナノ粒子担持(付着)に関する新技術を開発した。カーボンや酸化ケイ素など触媒担体の基材に白金ナノ粒子を直接担持させる方法(調整法)を開発したもので、製造プロセスの簡略化、耐熱性の低い担体への触媒担持が可能となる。
従来、金属ナノ粒子を導電性材料、回路形成材料、触媒用途で使用する場合、粒子の分散安定化を図るため分散安定化剤が使用されているが、導電性や触媒性能の発現を妨げるため、焼成などによりそれを除去する必要があった。
これに対し同社が開発した技術は、金属ナノ粒子を得る方法として、液相中で金属イオンを還元してナノ粒子へ成長させる液相還元法に代表される化学的方法を採用。分散安定化剤を使用せずにカーボンや酸化ケイ素といった触媒担体の基材に直接白金ナノ粒子を担持させる方法(調整法)。調整法では分散安定化剤を除去する工程が必要ない。また金属ナノ粒子を基材に担持させる代表的な含浸法と異なり、数百度での高温焼成などの処理が不要となり、製造プロセスの簡略化、耐熱性の低い担体への触媒担持が可能となるなどのメリットが得られる。
同社では現在、この研究で得られた白金ナノ粒子担持カーボン触媒を、クリーンな近未来のエネルギー供給源として期待されている燃料電池の触媒用途として、首都大学東京・都市環境科学研究科、環境調和・材料化学専攻の金村聖志教授と発電効率向上に関する共同開発を行っている。また燃料電池以外でも、自動車などの排ガス浄化用、センサー用触媒としての応用も検討し、2008年度中の事業化を目指す。
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