Last Updated: 2008年8月21日 02:27  RSS 2.0
キーワードを入力してサイト内のニュースを検索できます。

ニュース

2007年03月19日

企業動向  技術

UPLコーティング開発・展開 専用塗装設備で塗膜プロデュースへ オキツモ

特殊コーティング剤に特化しているオキツモは超精密潤滑コーティングシステム「UPLコーティング」の市場展開を進めている。
現在、潤滑コーティング剤は、自動車部品、家電機器、OA機器、精密機械、産業設備機器に多く採用されているが、最近では、医療機器、宇宙・航空機部品、住宅設備などにまでマーケットが拡大してきている。また、それら部品の精密化や高性能化、負荷の増大(防振・免振需要の拡大)、メンテナンスフリー化などが進み、塗膜に対しても、より高品質、高性能、高耐久性が求められるようになってきた。
そのような中で同社は特殊な専用塗装設備も併せて開発し潤滑コーティング剤とセットでの提供をスタートさせた。「潤滑コーティング剤に求められる性能は摺動部の低摩擦化と耐久性、スティックスリップ性の改善である。これらの要求を満たすためには、塗膜厚の制御(薄膜・均一化)が重要で、特に複雑な形状においては、従来のスプレーやディップ塗装では要求精度を満たせない場合も多くある。この塗膜厚の制御(薄膜・均一化)に着目し、コーティング剤の開発とともに塗装設備も開発した」と経緯を説明する。
今回の塗装設備の開発によって微小部品や複雑な形状でも薄膜でかつ均一な膜厚(膜厚精度±1μm以下)で塗装することが可能になった。これによって大幅な品質の安定と不良率の低減を可能にした。また量産にも対応できるという。
開発された潤滑コーティング剤は水溶性タイプで、特殊なベース樹脂に固体潤滑剤を加えたもので、要求される性能により2種類の塗料を選定することができる。特殊塗装によって基材への密着性に優れたコーティング層を形成し、表面側に多くの固体潤滑材が点在する構造となる。
「塗膜の評価はテーバー磨耗試験(CS10×500g×1,000回)をクリア、表面性試験で静摩擦係数0.08-0.12、動摩擦係数0.03-0.06。硬度は4H、密着性、耐食性、耐溶剤性、耐酸性、耐アルカリ性も剥離なしの良好な結果を得ている」とコメントする。同社は自動車部品や精密機械を始め、すべての摺動部品をターゲットに営業展開を進めている。
なお、同社では、UPLコーティングの塗装加工の請負も行っていく一方、ユーザーに対し塗装方法を含めたコーティング剤と塗装システムの販売を行っていく方針を鮮明にしている。「塗膜としてシステム提案をすることで品質の向上、不良率の低減が図られることは相互メリットに結びつく」との考えにあり、特殊塗料メーカーの今後の方向性を示唆する。
20070228-2-2.JPG


★★★★★ニュースランキング

※1日一回データルームページで集計結果が更新されます。

平均スコア:0|最高スコア:0

« 前のニュースニュース一覧次のニュース »

Web特集|ニュース|コラム|インタビュー|データルーム|イベント情報|セミナー情報|リンクネットワーク