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2007年04月23日
遮熱塗料でHI・温暖化対策 ヒートアイランド対策シンポジウム
クールルーフ推進事業シンポジウム「涼しい屋根で快適な生活を!-建築物の地球温暖化・ヒートアイランド対策-」(クールルーフ推進協議会主催)が3月22日、東京・高輪区民センターで開催された。東京大学生産技術研究所の山本良一氏の基調講演の他、遮熱塗料及び屋上緑化技術の紹介やそれら効果などが解説された。
基調講演を行った山本良一氏は「現在、温暖化は極めて深刻な状態にある。04年度の温度上昇は0.8%で、このままでは20年後には2.0%を超え大変なことになる。温暖化の原因の1つの炭酸ガスは一度空気中に出ると3万-3万5,000年は残ってしまい、それが大きな気候変動をもたらす」と語った。対策には社会全体でのシステム作りが必要との見方を示した。
日本ペイントの川辺統也氏は、クールルーフ技術として高反射率塗料を紹介した。塗料の期待効果として、ヒートアイランドや地球温暖化対策の他に光熱費の軽減及び環境改善を挙げた。シミュレーションデータを例に、室内・屋上表面温度の削減及びエアコン消費電力の削減効果を解説した。また課題として、塗料の規格化及び効果の長期持続化を挙げた。
竹中工務店技術研究所の三坂育正氏は、交付事業で実際に高反射率塗料などを施工した物件の測定結果を報告した。報告によると、千代田区の事務所ビルの屋根(1033.67m2)の場合、ピーク時における表面温度は夏季で12℃、冬季で7℃程度低くなった。カタログでは73%だった日射反射率は、測定結果では夏季で約53%、冬季で約60%となった。また、空調負荷低減による省エネ効果は29.2%/年、CO2削減効果は172.3kg/年と報告した。
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