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2007年06月06日

企業動向

「メカニカルであってオーガニック」 BASFコーティングスジャパン 2007カラーショー

BASFコーティングスジャパンは4月6日、「2007Tokyo Color Show」を開催した。2日間にわたり自動車メーカーなどのデザイナー約200名を対象に日米欧の先行カラートレンドを紹介。開催に当たり青木睦郎社長は「色の重要性がますます注目されるようになっております。単に高度な色彩技術にとどまらず、いろいろなメッセージ性を込めることが必要です。顧客の皆様との交流を深め、我々にとっても勉強する機会にしたい」と述べた。
今回のカラーコンセプトは「Wild Mild」。藤森デザイナーはこの主旨を「エコ指向が定着する中で、自然への人間の心像や配慮をイメージしたフレーズ。エコだからといってやたらと禁欲的にならず、持続できるエコ活動の意味を込めました」と説明。
カラートレンドに対し、「未来指向やテクノロジーを象徴する色として、いまだ高い人気を誇るシルバー、グレー、ブラック、そしてホワイトなどのモノトーンカラーに加え、今後ペールトーンやライトトーンの優しい色、大自然やアウトドアをイメージさせるブラウン、グリーン、そしてブルー、深くミステリアスなイメージをもち大人のイメージをも表現するダークカラーに関心が集まります」と予測した。
また、干渉色系のトレンドに関しては「オーガニックな色は自然とテクノロジーの融合を象徴し、あらゆる色域で人々の感性を刺激することになる。テクスチャーは絹のように滑らかな質感表現が大切になってきます」と解説した。
今回のトレンドのポイントとして、同社は対極する事項やさまざまなアイデアを組み合わせる傾向を指摘。相反するものをバランス良く取り組むデザイン力が試されるという。具体的には滑らかな質感のシルバー、ガンメタや黒を中心としたシリーズにこのコンセプトを導入。メカニカルでありながらもオーガニックな雰囲気が特徴。
ショーの提案色の傾向をまとめると1)シルキーなメタリック2)カラークリヤーの高鮮明化3)干渉色のニュアンス性を強調4)オレンジ系の耐候性5)シリカフレークを使ったマイルド感6)レインボーカラーを表現する高輝材7)深みを追求するディープダーク・レッド8)ガラスを使ったキラキラ感9)シルキーなホワイパール10)ハイライト面が光るブラックパールなど。
ヨーロッパのカラートレンドは「カラーキャスティング」とのテーマで展開。カラーのキャスティング争いでは、パワー、パッション、パーソナリティーが求められ、厳選した20色を展示した。特に白に注目が集まっていると指摘し、「ラメ効果のある白、細かなゴールドパールを配合した白、シルクのように鈍く光る質感の白」が今後エントリーされてくると予測。
北米のカラートレンドは「Xtremes=エクストリーム」がテーマ。その特徴は「艶を強く効かせるか、艶感のないマットな仕上がりにするか。カラーとハイライトに大きな色相変化をつけるか、変化をつけないか。メタリック感やラメ感を強調するのか、ラメを控えめにしたり入れなかったりするのか。滑らかさか、素材感か」といった両極の大きな振幅にある。(写真=解説する藤森デザイナー)


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