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2007年08月01日
塗膜欠陥を防ぐ 塗装技術協会セミナー
日本塗装技術協会は6月15日、化学会館(東京都千代田区)で「No Headache Lineを目指して」と題する講演会を開催、100名超が受講した。今回は塗膜欠陥・ゴミ欠陥をテーマに塗料、観察及び検出、塗装ラインといった多面的な取り組みを紹介した。
関西ペイントの中井昇氏は「水性塗料に発生する塗膜欠陥」について解説した。同氏によると、水性塗料は希釈媒体である水の特殊性や分散性であることに起因する塗膜欠陥が発生しやすいという特徴を有する。具体的な塗膜欠陥の例として1)平滑性不良2)ハジキ3)ワキ4)アルミの配向性不良5)ブツなどの例を挙げてそれぞれ発生現象について述べた。
また、水性塗料はこうした問題点を有する反面、塗膜欠陥の発生に起因する粘弾性を溶剤系塗料よりコントロールしやすい長所も有する。そのため「外的要因の排除や表面特性・粘弾性特性を調整したり、分散安定性を確保したりすることで塗膜欠陥を減少することが可能になる」と結んだ。
ビックケミー・ジャパンの久井常敬氏は「塗装・塗膜欠陥を生じ難い添加剤の選択」をテーマに、ハジキやブツの欠陥を生みにくくする水系用のレオロジーコントロール剤、濡れ剤、消泡剤について紹介しその効果を解説した。
同氏は「水系塗料は疎水性・低極性の材料を、水という最も高極性の媒体に分散させている。この界面制御には添加剤が必須であり、副作用の少ないものを最小量組み合わせて最適化を図ることが大切になる」と述べた。
この他に「塗装/塗膜の自動外観検査の新アプローチ」(テクノス・山田吉郎氏)、「No Headache Lineを目指して」(マツダ・小笠原敏文氏)などの講演が行われた。
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