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2007年08月03日
コスト吸収は限界に 金属印刷業界で17年ぶり値上げ
一般缶や飲料缶、1斗缶などの表面印刷を行う金属印刷業者で値上げの動きが本格化している。7月から印刷代の値上げを実施した業者が出始めている。値上げ幅は15-20%で金属印刷業界の値上げは17年ぶりという。
「今年2月から製缶メーカーには値上げをアナウンスしている。本来は4月出荷分から値上げを実施したかったが交渉が続いていた。しかし、コストアップを自社で吸収するのはもう限界」(中堅金属印刷業者)。
金属印刷業者ではガス・燃料・シンナー代の他、VOC処理装置などの設備投資などで「ここ2年間で12-15%」コストがアップしているという。更に昨年秋ごろから製缶用塗料の値上げ(10-12%)の要請を受けていた。また、不採算塗料(特に小ロットと特殊塗料)の製造中止も余儀なくされている。金属印刷業界では原価の約30%が塗料となっているのが一般的で、10%の値上がりで3%のコストアップになる。
コストアップに対しては生産の合理化や経費節減などで自社吸収していた業者も塗料が値上がることで自助努力では不可能と判断し、7月からの塗料の値上げを受け入れるとともに印刷加工賃の値上げに踏み切ったようだ。
ある中堅業者は「塗料の値上げがなかったとしても、燃料やシンナー代などコストアップは厳しくて印刷代を値上げしたかった。しかし、製缶メーカーに対して何回も値上げを要請することは無理。そのため塗料の値上げをぎりぎりまで交渉した上でそれでも値上げを受けざるを得ないときに当社でも値上げを実施するつもりだった」と、今回の値上げ理由を話す。
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