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2007年08月22日

企業動向

2輪塗装には可視化による数値化が課題 旭サナック、UTS開催

旭サナックは7月18日、九段会館(東京都千代田区)で第96回ユーザー技術教室を開催した。
ホンダエンジニアリングの都筑正世氏は「世界一のバイク塗装を目指して」をテーマに講演を行った。バイク塗装の場合、1)鉄、アルミニウム、樹脂など素材の種類が多い2)デザインが多彩で塗装仕様が複雑3)部品形状が複雑4)1ライン当たりの機種・部品数が多い5)1ライン当たりの種類・塗色数が多い―などの特徴がある。
対応策として、同氏はまず塗料性状の改良をポイントに挙げた。アルミフレーク含有量の増加による色ムラ・低隠ぺい性の対策や塗料粘度の最適化などにより、作業工程を減らしている。また、複雑な部品形状には部位別に最適なティーチング条件を探し精度を上げ、補正工程数の低減を図っている。
キャンディー色など特殊な塗色を出すには、カラークリヤーのトップコートを塗り重ねることで濃淡調整を行っている。また、吐出パターンの最適化を図るときには「微粒化分析などでいかに可視化し数値で捉えるかが自動化につながる」と指摘した。
旭サナックNC技術センターの小林義典氏は「精密スプレイコーターによる薄膜機能コーティングについて」と題する技術レポートを発表した。
5ミクロン以下の薄膜コーティングはフラットパネルディスプレイの表示パネル内など電子デバイス分野での使用が拡大している。通常はスピンコーターやスリットコーターを用いる場合が多いが、同氏はスプレーコーティングした機能膜について解説した。
「多様化する材料面からのアプローチの中で、お客様にも関わっていたき、プロセス改善提案や新技術の発信を三者協力のもとで行いたい」と述べた。


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