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2007年09月03日
VOC自主基準を策定 トルエン・キシレンなど4物質を対象 建材試験センター
「建材からのVOC放散速度基準化研究会」(委員長・村上周三慶応義塾大学教授、事務局・建材試験センター)はトルエン、キシレン、エチルベンゼン、スチレンの4物質について放散速度基準を策定した。ホルムアルデヒド以外のVOCについても室内濃度測定の要求が強まっているためで、自主基準として来年4月からの運用を目指す。
建築基準法によるシックハウス対策規制以後、新築の公共住宅などでは引渡し前に化学物質の濃度測定を求められることが多くなっている。しかし、各種建材からのVOC放散については試験法JISにより測定はできるものの、測定結果の判断基準がなかった。そのため、建材メーカーや設計・施工者などから判断基準を望む声が多くあった。
そこで建材試験センターを事務局として、学識経験者、メーカー、ユーザーなど業界関係者からなる合同研究会を発足。委員には慶應義塾大学、清水建設、松下電工、日本接着剤工業会、日本塗料検査協会などが名を連ねる。
自主基準はJISを踏まえて策定されており、対象資材はJIS A1902-1から4に基づき建築用ボード類、壁紙、床材、接着剤、塗料、仕上塗材、断熱材など。対象物質はトルエン、キシレン、エチルベンゼン、スチレンの4種で基準値についてはホルムアルデヒドのF☆☆☆☆相当の値に設定(表参照)した。試験方法はJIS A1901(小形チャンバー法)としている。
村上委員長は「新築現場で、ホルムアルデヒドの基準値は良いが他の物質はどうなのか、といった声をよく聞く。判断基準がなかったため、中間ユーザーのゼネコンや消費者は困っていた。今回とりまとめた自主基準を皆の共通の判断基準にしてもらい、更なるVOC問題の解決に活用してほしい」と述べた。
なお、詳しい試験方法などは建材試験センターのHP(http://www.jtccm.or.jp/)に掲載。
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