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2007年11月13日

企業動向  製品:塗料

太陽熱高反射率塗料の課題克服 AGCコーテックと大林組が共同開発

AGCコーテックは大手ゼネコンの大林組と共同でハイスペックな太陽熱高反射率(遮熱)塗料を開発した。ふっ素樹脂ベースの高耐久性とともに、屋根用遮熱塗料の課題であるクロムフリーの実現、低汚染性により汚れに伴う性能劣化がないなど従来品の課題をクリアした。建築塗料メーカーとしては最後発での市場投入となったが、性能面での差別化を鮮明にできたことで優位性を発揮していきたい考えだ。
現在、建物の屋根を中心に太陽熱高反射率塗料の採用が活発化しているが、屋根用で好まれる濃色系の高反射率塗料にはクロム系顔料が用いられる場合が多い。また経年による汚れの蓄積が遮熱性能を劣化させるなどの問題が指摘されている。そこで両社はクロムフリーの高性能な熱線反射顔料を用い、かつ塗膜表面の親水性化による低汚染化処理によって継続的に熱線反射性能が発揮される環境配慮型の高反射率塗料の開発を目指した。
熱線反射の比較では一般塗料に比べ表面温度で14℃前後低く、クロムフリー顔料を用いながら従来品と同等の遮熱性能を確保。更に防汚性試験前後の比較では、市販の高反射率塗料が汚染前に比べ10℃前後表面温度が上がり著しい性能劣化を示しているのに対し、開発品は熱線反射性能がほとんど低下せず、継続的に長期間維持されることが確認された。
クロムフリーによる環境配慮とともに、低汚染化による遮熱性能の長期維持化はふっ素樹脂塗料の最大メリットである耐久性をも生かすことになり、従来品との差別化を鮮明にしていく。


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