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2008年01月08日

企業動向

NCC、ベッカーと独占販売契約締結 携帯電話市場に参入、国内生産も視野

工業用塗料の販売を主力とするNCC(本社・長野県伊那市、社長・原田学氏)は、スウェーデンの塗料メーカーBecker Industrial Coatingと国内独占販売契約を交わし、携帯電話向けプラスチック用塗料市場への参入を図っている。
ベッカーは携帯電話、コイルコーティング、家電、自動車、重機向けなどの工業用塗料を主力とし、売上高は1,430億円(2006年)。34カ国に拠点を持ち、世界120カ国以上に供給している。特に携帯電話向けプラスチック用塗料では、ノキア、ソニー・エリクソン、ハイアール、フィリップスなどを顧客に抱え、世界トップシェアを誇る。最近では携帯電話メーカー各社がアジアへの生産拠点の移管を進めていることから、ベッカーも広州、上海、台湾、韓国、マレーシアに生産拠点を持ち、またベトナム、タイにも拠点化を計画するなど現地供給体制の強化に努めている。
NCCとベッカーの出会いは、元々NCCの顧客にベッカー製品を採用しているユーザーがあり、販売、サポート面でNCCが対応していたことがきっかけ。日本市場への参入を見据えるベッカー社とプラスチック塗料分野への展開を図りたいとするNCCとの思惑が一致したことで今年2月、国内独占販売契約を締結した。
NCCは販売拡大のためベッカー事業部を設立。7月に東京に設立した東京支店を拠点にし、顧客企業へのアプローチを図っている。ベッカー事業部の永野達也事業部長は「まず必要なことはベッカーの認知度を上げること。水性塗料などヨーロッパの高い環境技術とデザイン力をアピールしていきたい」と話す。現在、サンプルデザインの紹介や本社からカラースタイリストを招きカラートレンドセミナーを開催するなど、顧客との関係構築を進めている段階にある。
初年度販売目標は1億円。まずは販売網の構築に努め、国内生産を見据えている。


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