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2008年01月15日
溶剤ゼロ、完全無機塗料が登場 浸透固化し防水保護「パーミエイト」
完全無機タイプ塗料「パーミエイト」(商品名)が注目されている。開発型ベンチャー、ディ・アンド・ディが製品化したもので、数年前からルート販売をスタート。実物件での評価が市場に伝わり始め、成長展開が見えてきた。
「パーミエイト」は従来の無機系塗料と違って無機化合物だけで構成されている。有機系の樹脂・溶剤の配合はゼロ。無機成分のみだと可とう性やクラックが心配されるが、パーミエイトは無機の限界を突破したテクノロジーが導入されている。
パーミエイトの成分はアルコキシシラン化合物とその部分加水分解縮合物を主成分に、無機顔料、無機添加剤、硬化触媒からなる。その硬化メカニズムは、粘度並びに表面張力が低いことによって1μm程度の微細孔へ空気を置換しつつ浸透する。浸透過程において空気中の水を吸収したアルコキシシランは徐々に反応し、無機系ポリマーを形成し硬化する。
このメカニズムがパーミエイトの特色を生む。まず形成される無機系ポリマー(‐Si‐O‐Si‐O‐主鎖ポリマー)は無機特有の高耐候性、高耐熱性を発揮する。またコンクリートや木材の微細孔に浸透固化し、表面に塗膜を形成することで内部への水、SOxなどの浸入を防止するため、美観保持性が高い。
販売元のアール&エス(本社・千葉市)の保坂隆一社長は「完全無機塗料は他に競合品がないので、比較データが取れず立ち上がりには苦労したが、超耐久のフッ素系塗料を上回る性能とともに浸透固化する特長がようやく認知されつつある」と話す。同社では全国規模で材工店組織を作っていきたい意向。
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