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2008年03月03日
外壁塗装とホームセキュリティ一元化 旭硝子とセコム リフォーム事業で提携
メイクupショップ展開は、旭硝子のフッ素樹脂「ルミフロン」を戸建住宅改修分野へ普及させるため2003年にスタート。「ルミフロン」を採用する塗料メーカー(現在はAGCコーテック、トウペが参加)、販売店、施工店と連携を組み、生活者に高品質でかつ安心と信頼を全面に打ち出した外壁塗装を提供することを目的としている。スタートして4年が経過し現在、加盟塗料販売店65社、メイクupショップ600社で組織する全国規模の施工ネットワークとなっている。
今回、旭硝子とセコムで合意に達したのは、600社のメイクupショップが外壁塗装を展開する一方で、セコムのホームセキュリティ商品の紹介、取次ぎを可能にするというもの。セコムのホームセキュリティ事業は既設住宅、新築住宅を中心に115万件(家庭用40万6,000件、企業向け74万4,000件)の実績を保有。これにマンション向けの17万5,000件を加えると、ホームセキュリティ市場8割弱と圧倒的シェアを誇っている。その一方で、リフォーム向けは未開拓の部分となっており、全国に600店を組織するメイクupショップをホームセキュリティ商品の販売窓口とすることで、リフォーム市場参入の切り口としたい狙いがある。旭硝子にとっても国内で圧倒的認知度を有し、住宅の安全に対して高品質のサービス提供を指向するセコムと連携を組むことで、生活者に対し一層信頼度の高いサービスが提供できるとの期待がある。過去にセコムのセンサーと旭硝子の防犯ガラスを組み合わせた「SECOMあんしんガラス」を共同開発した経緯も今回の業務提携を後押しする形となった。
会見に出席したセコム常務執行役員ホームマーケット営業本部長の井東雄志郎氏(写真右)は「全国で65万世帯がホームセキュリティを利用しているが、全世帯に占める割合は2%弱。アメリカの15%には及ばないまでも将来的には5%に達すると見込んでいる。消費者にはリフォームを機会にホームセキュリティの導入を考える契機になることを望んでいる」とコメント。また旭硝子執行役員化学品カンパニー事業統括本部長の鎌田俊氏(写真左)は「20~30年の高耐候性を持つルミフロンを一般の住宅にも提供したいとメイクupショップを立ち上げ、賛同する塗装店を募り消費者にサービスを提供してきた。特に最近では消費者から安心、安全に対する要望が高まっており、ホームセキュリティの必要性を感じている」と話し、相乗効果に期待を込める。
ルミフロンサポートシステムは今年で5年目を迎える。溶剤可溶型塗料用フッ素樹脂分野では、大規模建築構造物、重防食分野を中心に世界トップシェアを誇る旭硝子にとっても住宅リフォーム市場への展開は全く未知の分野。参入するにあたって流通網と施主と直接関係を持つ施工店との関係づくりが不可欠と判断。素材メーカーから施工店を絡めた一貫システムを構築した。また住宅ビジネスは施主との関係性から地場の事業者が最適との考え方に立ち、あくまでも地域に根ざす施工店をサポートすることに徹しつつ、安心・信頼を補完するためには施工店だけの展開だけでは限界があるとして、保証書の付与、商品説明ツールの提供の他、クレーム対応などは旭硝子、塗料メーカー、販売店が連携を取って対応する仕組みを構築し、アフターフォローを含めたバックアップ体制を整えている。
旭硝子は単なる改修工事の受注だけではなく、そこから派生するビジネスチャンスに目を向け、異業種とのコラボ提携に積極的な動きを見せている。その皮切りとなったのは、家庭用洗剤大手のライオンとのコラボ。業界初となる塗膜用洗剤「ルミピカ」を共同開発した。フッ素樹脂という高級塗膜を販売する上で、メンテナンスへの配慮は不可欠として開発に着手した。施主の多様なニーズに対応できる多機能型のリフォームシステムの構築を推し進めており、補完機能を成す異業種企業との提携に関してはこれからも積極化させていくと見られ、今回もその一環。
昨年のメイクupショップの受注実績は3,000件。今年は5,000件を見込む。その中でホームセキュリティ販売においてセコム側は1,000件の受注を目標に掲げる。 販売窓口となるメイクupショップについては、既にセコムと施工店の間で紹介委託契約書を締結しており、販売方法や商品の具体的内容については説明会を各地域で開催していく予定。
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