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2008年03月06日

製品:塗料

水性ベース、VOC排出を80%削減 関ペ「アクアDSエコベース」

関西ペイントは1月から自動車補修用水性ベースコート「アクアDSエコベース」(商品名)の本格的市場展開を開始した。昨年内に平塚(神奈川県)と尼崎(兵庫)にある研修センターのカリキュラムに環境コースを設定した他、フィールドマンの養成を完了し、サービス体制を整えた。
アクアDSエコベースは、プラサフとして「水性ウレタンプラサフDS」、クリヤーはハイソリッド型の「レタンPGエコHSクリヤーQ」を組み合わせる環境適合システム。従来型の溶剤システムに比べ約80%VOCの排出を削減できる。
また、VOC削減とともにBPから要望の強い周辺環境や作業者の健康・安全の面でも効果を発揮する。低臭のため都市部のBPでは臭気対策に寄与する他、非危険物で有機溶剤中毒予防規則対象外であり、作業者に優しいシステムといえる。
水性システムを使いこなすポイントとして、温度や湿度に対する管理レベルの向上がある。同システムはとりわけ湿度管理に対応し4種類の希釈剤をセット。他社の水性ベースコートは通常2種類程度であり、担当者は「季節変動に対応した塗装仕様を組むことができる」とメリットを強調する。
隠ぺい性ではボカシやすさを維持できるレベルで高めているのが特徴。隠ぺい性だけを高くすると、ボカシづらくなるネックがあるからだ。特長をつかめば塗装回数が減るという。またゴミ付着については帯電性が低いため、付着しにくい。
調色は主力システムである「レタンPGハイブリッドエコ」との相関性があり、共有データとして使える。原色はスリム化を図り、BPの在庫負担の軽減に配慮。メタリック9、カラー原色28、特殊原色(アルミコントロール剤)、FC原色(薄め液)、PL(パール系)原色27など計80アイテム。
BPの水性導入のネックは初期投資コスト。同システムは通常のプッシュプルブースでの塗装を想定しているため、塗装・乾燥に特別な設備は不要としている。
同社では今後ハイブリッドエコと水性エコベースの2本柱で展開、「環境意識の高いBPの導入路になる水性の浸透を図っていく」との方向を示す。自動車補修塗料市場で30数パーセントのトップシェアを40%台にまで引き上げるテコとしても水性展開に注力していく。


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