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2008年03月06日
割れたタイルの張り替えを極力不要に、タイル外壁の新規改修工法提案 東亞合成
東亞合成は建物の屋根及び外壁面の保護・防水を目的としたアクリルゴム系塗膜防水アロンコート、アロンウオールを展開しているが、このほどタイル張り仕上げ外壁用の新たな改修工法「クリアウオール」工法を開発、展開に入った。独自技術によるハイソリッドアクリルウレタン系の中塗材を開発。同品を外壁面全体に塗布することで、ひび割れたタイルを極力張り替えることなく改修することを提案。タイル目地などの経年劣化を防ぎタイル剥落予防にも役立つ。タイル張り外壁改修のスタンダードに育てたい考えだ。
バブル期以降、マンションや商業ビルなどタイル張り仕上げの建物が増加、改修期を迎えている。一般的に行われているタイル外壁の改修方法としては(薬品)洗浄後、割れたタイルの張り替え、浮き部の注入など各種の改修工事が行われているが、いずれも劣化現象が起きたときの対処療法的な工事が中心。例えば割れたタイルの張り替えでは工事中の騒音や産業廃棄物の排出だけでなく、張り替えたタイル部分の色や質感が周辺と異なり意匠性が損なわれる場合が多く、タイルの剥落防止では工事が大掛かりになりコストが嵩むなどの問題が指摘されている。
新工法は特殊アクリルポリマー製造の独自技術を活用したハイソリッドアクリルウレタン系の「クリアウオール」を中塗りに用いる。同品は浸透性に優れた柔軟で透明度の高い塗膜を形成し、タイルや外壁のひび割れ部へ浸透して高いバリアー機能を発揮する。このため割れたタイルを極力張り替えることなく直接塗布する改修が可能で、色や質感の相違など張り替えによる意匠劣化を解決。タイル張りの風合いを損なうことなく、鮮明で重厚な仕上がりが得られる。
またモルタル目地からの雨水の浸入を防止するなど下地の劣化を防ぐことでタイルの剥落予防にも役立つ他、エフロエッセンスの流出防止、下地水分の影響による白濁がなく、黄変しにくいなど防水性、耐候性に優れる。
仕様は専用下塗材の後、クリアウオール中塗材を塗布、上塗材として高耐候・低汚染型アクリルシリコン系クリヤー(ツヤ消し)2回塗り。張り替えや剥落防止工事に比べコスト的なメリットも期待できる。「タイル外壁の各種劣化要因に対し、予防保全的な切り口で需要を取り込みたい。クリアウオールの上市により当社が持つアクリルゴム系塗膜防水材と組み合わせた建物のトータル改修が可能になったことで、マンションなどの大規模改修工事を通じ、LCC、建物の長寿命化といたった観点で確かな手応えを感じており、タイル外壁改修のスタンダードに育てたい」(担当者)とコメント。
なお、同工法は全国アロンコート・アロンウオール防水工事業協同組合員による責任施工で展開する。
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