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2008年03月27日

企業動向  製品:塗料

漆喰を塗料化「アレスシックイ」(建築用) 関ペ販売 漆喰機能・質感を実現

関西ペイント販売(社長・藤田和弘氏)は内装用の大型商品「漆喰塗料アレスシックイ」(商品名)を開発し、このほど上市した。昨年の「水性ゾラコートⅡ」に続き、建築市場でのスタンスを強化する第2弾となる。
同品の最大の特徴は消石灰そのものを主原料として塗料化した点にある。消石灰はサンゴ礁が化石化し石灰岩となり、これを焼成し生石灰が作られ、更に水分が加えられ消石灰=Ca(OH2)となる。漆喰はこの消石灰が主成分。
漆喰は日本の伝統的素材として古くから使われてきた塗り壁材。自然素材独特の風合いや質感だけでなく、環境・安全・健康面の機能が注目されている。しかし施工には高度な左官技術が求められ、時間とコストもかかるため汎用化しにくいというネックがある。
同社は漆喰素材の良さを生かしつつ塗料化するため、主成分に消石灰を用いて微量のエマルションを加えるなど独自の配合により、漆喰塗料を完成させた。アレスシックイの硬化メカニズムもユニーク。主成分の消石灰は二酸化炭素(CO2)を吸着することで石灰石化、石灰石化による水分の吸放出と経年変化により石灰石化は膜の強度を高める。
CO2の吸収効果は大きく、アレスシックイ1kg当たり約90LのCO2を吸収する機能がある。この他の機能として消臭・吸着、結露防止、ホルムアルデヒド吸着無害化、抗菌などの効果が高い。抗菌性では薬剤を含まず、強アルカリ膜を形成することによって大腸菌はもとより、緑膿菌まで0MRSA対策にも寄与する。
製品安全性はTVOC量が不検出の定量下限値0.01wt%を示し、VOCフリーを実現。塗膜品質はJISA6909(内装薄塗材L)レベルを確保した。
漆喰を塗料化することでローラー、刷毛での施工が可能になった。同社ではスプレー工法や意匠付けも検討中で、漆喰壁を文化財や特殊分野に限定せず普及できるとして拡販していく。標準色相はホワイト、グレー、アイボリー、ピンクの4色。
価格はアレスシックイ50,000円(容量15kg、約30‐40m2塗装可能)、アレスシックイシーラー20,000円(15kg、約110‐120m2塗装可能)。


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