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2008年04月24日
異臭低減で大きなメリット スラッジ回収システムが関西岡村製作所で導入 仙台計装工業「ニックスクリーンシステム」
仙台計装工業(本社・宮城県仙台市、社長・飯君夫氏)のスラッジ回収装置「ニックスクリーンシステム」が関西岡村製作所の水性塗装ラインで導入されている。
関西岡村製作所は、岡村製作所のオフィス什器のデスクや収納家具の生産拠点として、素材からの一貫生産を行っている。
同システムが導入されている塗装ラインは水性焼付塗装ラインで、ロボット塗装、レシプロ塗装、ハンドガン塗装を行っている。ラインの全長は408mでそのうち塗装ブースは約25mに及ぶ。塗料の使用量は1日にドラム缶(180kg)が6~7缶ほど。
塗料使用量が多い上、ワークの形状により塗着効率もばらつきがあるため、オーバースプレーされた塗料スラッジは処理を頻繁にしなければならず費用もかさんでいた。
加えて、4~5年前から塗料の新製品をトライしており、新塗料は従来よりも水に溶け込んでしまうといった問題があったという。
「ブースのよごれがひどくなっていて、水はドロドロ状態だった。そのため、ブース維持管理の上でメンテナンス時に塗料スラッジの扱いに非常に苦労した」と関西岡村製作所技術部課長・浅尾昌秀氏。対応策として、さまざまなメーカーの処理装置を試した結果、仙台計装工業のニックスクリーンシステムにたどり着いた。
同システムは塗装ブースにpH調整剤「MM-1」を投入しpH値を調整する。同時に凝集剤「ニックスNS-005」を投入することで、塗料スラッジの粘着性をなくし細かい粒子にして浮上させる。浮上した塗料スラッジは遠心分離式の全自動回収装置「ニックスセパレーター」に送りスラッジと水に分離される。分離した固形スラッジはドラム缶に溜まり、浄化された水は塗装ブースで再利用される。
関西岡村製作所では、2006年12月から「MM-1」と「ニックスNS-005」の薬品を使用し、更なる効率を上げるため昨年6月から「ニックスセパレーター」を導入した。
浅尾課長は「異臭が大きく低減されたことが一番のメリット。今までいろんなメーカーの薬品を試してみたが、異臭が消えることはなく、特に夏場は最悪だった。ここ2~3年の間に工場の周りの環境も変わって、工場ばかりだったこの地区はマンションも多くなっている。そのため、臭いの問題は急務で大きな対策事項だった」と述べる。
同社で製造する製品は受注生産が多く、少量多品種なため色替え回数も多い。また、塗装だけでなく溶接、組み立てラインもあり、他工程との兼ね合いから塗装回数を減らす工程を組むことが難しい。そのため、塗料の使用量並びにオーバーミスト量は自然と多くなってしまう。
現在、回収装置は1基で処理しており1日でドラム缶2本分のスラッジが溜まる。今後は処理効果を上げるためにもう1基の導入を検討している。
仙台計装工業の飯高社長は「当社ではユーザーごとに対応して受注設計するため、小型から大型までさまざまな塗装ブースで最適なスラッジ処理が可能になる。塗料も水性塗料だけでなくメラミン、アクリル、ウレタン、UV、電着、ラッカーなどにも適応できる」と自信を持つ。
また、同社ではレンタルとして同システムを展開しているため、ユーザーは初期投資やメンテナンス費がかからないというメリットがある。
同社はニックスクリーンシステムの優れた処理能力とユーザーに対する細かなフォローを武器に拡販を図る。
問い合わせTEL090-3759-1888(担当:飯高氏)
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