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2008年05月14日

マーケット:国内  企業動向  製品:副資材

塗装ルートにタイルが拡大 カルセラ講習会全国キャラバン

玉川窯業(岐阜県多治見市、社長・中島竹壽氏)が開発、製造・販売している超軽量タイル「カルセラ」が塗料・塗装業界で急速な広がりを見せている。住宅の塗替え時にワンポイントタイルを複合提案することでデザイン性を高め施主満足度の向上、他社との差別化、受注金額アップにつながるなど「直需型のビジネスで非常に有用」(塗装業者)と評価が高まっているためだ。同社では昨年から今年にかけて全国各地の有力塗料ディーラーを基点に塗装ルート拡大のキャラバンを積極的に推進。認定施工店の数も急増。

カルセラは通常のタイルと同じ原料・温度で焼きながら、焼成時に発泡させる独自技術で従来の約3分の1と超軽量化を実現した。軽量なためモルタルで下地をつくる必要がなく、接着剤で施工できる手軽さが特徴。躯体に負担がかからないだけでなく、切断や穴あけなどの加工が容易で、新築に比べ複雑な納まりが求められるという点でもリフォームに最適なアイテムとして注目されている。


同品が施主に支持される理由はデザイン性。玄関回りや窓回り、コーナー部などに本物タイルによるアクセントが付与でき、建物外観のデザインリフォームが可能となる。このため、塗替え工事=原状復帰のための修繕といったネガティブな動機から、新鮮な住宅デザインに変容できるポジティブな動機を喚起できる。工事自体の高付加価値化につながるだけでなく、紹介によるリピート、近隣への派生など直需ビジネスを指向する塗装店にとって強力な武器との評価。
このため同社ではカルセラの販路として塗装ルートに注力。特に住宅塗替えの直需を展開している塗装店が同品を扱うことで「デザイン性、耐久性による顧客満足度の向上、他社との差別化による優位性など受注率が高まる上、工事金額、粗利の向上が図られる」(同社・中島竹壽社長)とし、昨年から全国各地の有力塗料ディーラーを基点に塗装ルート拡大のキャラバンを積極的に推進。既に数百店規模の認定施工店が誕生した。


20080507-4-3.JPG 参加者の取り組みも真剣そのもの

このうち、先月2日に社内研修会を行ったヤブタ塗料では「外壁リフォームでの差別化アイテムとして自社施工物件での活用と取引先への販売を積極化したい。そのためにまず、社員がカルセラの商品力を認識する必要がある」(薮田勉社長)とし、玉川窯業・中島社長を招いての勉強会に加え、自社のファサードを使って社員による実地研修を行うなどノウハウの吸収に精力的に取り組む。


20080507-4-1.JPG ヤブタ塗料での研修風景

また、翌3日に認定施工店講習会を開催したコトブキ外装サービスは、全国で最もカルセラ施工実績を上げている塗装会社。その価値を実感していることから「質の高い外装リフォームを提供したいとの思いを持つ同業の方々に広めていきたい」(冨高健太郎社長)との考えから、自社が地域代理店となり認定施工店講習会を実施。
当日集まった20名以上の受講者を前に冨高社長は「カルセラは施主様が一見してその価値が分かる差別化アイテム。当社も最初の1件を施工し、お客様の感動が近隣への派生というかたちで受注増に結びつきました。お客様の感性を刺激する提案力、更にはタイルも施工できるという技術力が自社への信頼性を高め、競争力アップにつながります。またカルセラを採用したお客様は、フッ素塗装など高額仕様での受注率が高い」など自社の成功談を披露、工事会社の高付加価値化へ向けた取り組みの重要性を強調した。


20080507-4-2.JPG 
差別化の強い味方と冨高社長


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