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2008年06月01日
タイル外壁改修での出展目立つ(イベント) リフォーム&リニューアル展
バブル期以降に急増したマンションや商業ビルなどタイル張り仕上げの建物。豪華な意匠や耐久性を誇ったタイル張り仕上げだが目地の劣化やエフロ、割れ、浮き、剥落など改修を要する物件が急増している。こうした需要をめぐり、塗料・塗材メーカーの動きが活発化してきた。
エスケー化研は外壁陶磁器タイルの改修として「タイルセラクリーン」及び「SKKタイルリフレッシュ工法」を展開。セラミック浸透性吸水防止材のタイルセラクリーンは目地内部で3次元結合による強力な防水層を形成。またタイル表面では架橋セラミック層が汚れを寄せ付けず、従来の浸透性吸水防止材に多く見られたタイル表面の汚染を解決した。この他、遮熱関連では「防水工事でもニーズが高まっている」ことから遮熱機能を付与した「クールタイトHI工法」を提案。来場者の関心を集めていた。
イサム塗料は「タイルガードシステム」を出展。無機質素材に高密着する下塗り材、劣化要因からのガードと可とう性を兼ね備えた主剤、低汚染高耐久で定評のあるアクリルシリコン上塗りからなり、「汚れにくいタイル壁面によみがえる低汚染改修工法」として開発した自信作。エラストマー会による責任施工で展開していく。
東亞合成は昨年発表した「クリアウオール」をPR。割れたタイルやタイル目地部からの雨水の浸入を防止し、防水と剥落予防をする。「張替えなどによるコスト高、意匠劣化が防げる」とし、アピールを行っていた。
また化研マテリアルは短納期での擬似タイルの作成、特殊加工シートによるひび割れ補修など従来の工法にプラスアルファのアプローチ手法を提案、関心を集めていた。
この他、大手塗料商社などが協賛する日本樹脂施工協同組合が短繊維が入った樹脂と特殊アンカーピンでタイル剥落を防止する「JKスライダー工法」を施工実演を交えて展示するなど、タイル仕上げ改修の各種工法の展示が目立った。
一方、遮熱関連では化粧品研究・開発のフォーレ・ディが「ジアス」を出展。熱伝導性の低い特殊塗料をベースに超微粒子真空ビーズを多量に入れ込むことに成功、「従来品に比べ高い遮熱・断熱効果がある」とし、販売チャネルづくりに乗り出すことを表明していた。
また塗装会社大手の磯部塗装は大成建設グループのブースで出展し、工場や倉庫などのスレート屋根改修で、アスベストの封じ込めと遮熱を複合化した「キャスパーシステム(エコ・システム)」を展示。下塗りに用いる「SSガード」は水洗いが不要で、既存の老朽スレートを新品同様に強度をアップさせ、防水性も高める。ここに遮熱トップコートをかけることで、アスベスト飛散防止、既存スレートの復元と耐久性向上、遮熱によるエネルギー低減・職場環境の改善など複合的にメリットが得られる。同社では更にフィルム型アモルファス太陽電池を用いた省エネへの取り組みなど塗装会社の枠を超えた活動をPRしていた。
建診協が主催するコーナー「マンション改修村」では関西ペイント、ダイフレックス・恒和化学工業などが出展。関西ペイントは集合住宅における色彩動向調査の他、「ヒルムA」や「アレスシックイ」などを展示。「特に遮熱関連への関心が高い」とコメント。またダイフレックス・恒和化学工業は、既存タイルの意匠性を保持しながら剥落を防止する「エバーガード」工法などの紹介に努めた。
この他、意匠性の切り口で人気が高かったのはテクネット21(アイワ建装)のコテ塗り人造石「アドグラ」だ。本石さながらのリアルな質感が特長で、特にピンネット工法はタイル張り建造物のタイル剥落防止と同時に外観を高級なデザインへと一新させる。ショッピングモールや商業ビルなどでの実績写真をパネル展示、意匠性への関心はことのほか高かった。
戸建住宅の改修で新製品の紹介を行ったのは大日本塗料。サイディングボード復元工法の意味を持つ「SBライズコート」は、戸建住宅の主流であるサイディングボード塗替え専用塗料。自然石やタイル調など高度なデザインを持つサイディングだが、塗り替えることで単色化し、意匠性を劣化させるという問題を抱えていた。これに対し、同品はサイディングのデザイン性を損なわないクリヤー仕上げの塗替えシステム。下地との相性、耐久性、耐汚染性など技術面での高度化を図るとともに、「意匠面でも更に面白いことを考えている」と、戸建てストックでの展開強化を匂わせていた。
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