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2008年07月09日
カスタムメニュー、臨機応変(自補修) 日本ペイント "naxジム・四国"開設
四国エリアは4県の塗料需要を合算しても全国の3%を占める規模しかない。いわば狭小マーケットゆえの展開力が求められる。 日本ペイントはエリア別に営業力アップを図るフォーメーションを敷いており、従来の地域別枠組みを横断的に再編し、需要開発を優先させるネットワーク作りを指向する。 今回の四国・香川県に設立したAR研修センターはそれを体現したものといえる。研修ニーズを吸収するエリアは四国4県に加え、岡山、広島など中国地域にまたがる。この地域での研修の受け皿は中核研修センターのある九州・福岡か大阪しかなく、利便性は悪かった。
しかし四国研修センターは車で片道2~3時間とほぼ中・四国をカバーでき、利用者は日帰りメニューをこなすことも可能になる。しかも地域に身近なところに研修センターがあるということは「ユーザーの安心感につながる」(AR本部中四国G・中川勝己氏)面がある。 日本ペイントは東京、大阪、福岡に中核研修センターを布陣しているが、ここでの研修カリキュラムは4日コースに象徴されるような定番メニューが中心。個別ユーザーの要求に合った研修メニューを割り込ませると大幅なスケジュール調整をしなくてはならず、フレキシブルに対応しにくい面があった。
四国エリアでの研修センターの構想は9年前に発案された経緯がある。四国支店が高松から綾歌郡に拠点を移したのに合わせ、簡易ブースでもいいから研修機能を導入しようと現場サイドから提案があった。しかし人的配備や採算などの問題を総合的に勘案して却下されてしまった。
ここにきて研修機能がクローズアップした背景には、BPの環境対応が切実なテーマになりつつあるのに加え、高い技術レベルの平準化に伴う更なる生産性向上が必要だからだ。 中国・四国・九州地区を統括するAR西日本営業本部四国グループのマネージャー、佃哲氏は「研修センターの役割は新しい技術を習得する他に、同業者のコミュニティーという役割が大きい。研修生同士の会話から得られる生の情報が一番刺激になる。我々自身にとっても新しい情報発信の芽がそこから見えてくる。研修スペースがこうした情報交流の場になるよう努力したい」と話す。
研修センターに導入された水性対応ブースは四隅と側面から除湿エアーが出るタイプで、標準型よりひと回り広く、4名までの実習に対応できる。研修用ということで側面のガラス窓を大きく切っているのも特徴で、四国支店のストックヤードに隣接した立地になっている。 研修センターの名称は「naxジム・四国」に決まった。その由来は24時間365日対応可能なトレーニングセンターを示す。つまりコンビニエンススタイルの研修機能をアピールする。「中核研修センターではできないメニュー、または補完した内容を充実させていきたい。更に運営していく中でユーザーの声を吸い上げ、カスタマイズしたメニューや緊急メニューなどサテライト研修センターならではの機動力を発揮させていくとともに、他の塗料メーカーができないことを、2歩3歩進んで展開していきたい」(中川氏)。
ユーザーニーズを吸収したメニュー
を作りたいと話す中川勝己マネージャー
naxジム・四国の全景
水性対応ブースは標準より広め
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