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2008年07月22日
素材を生かした色仕上げを 女性の色彩フォーラム開催 建築仕上学会
日本建築仕上学会は6月21日、建築会館ホールで「輝く女性の建築色彩フォーラム」を開催した。女性の視点から建築物や街の色彩について語られた会場には女性を中心に多くの参加者が詰め掛けた。
まず、基調講演として女性建築家の妹島和世氏が自ら設計した建築物を例に解説した。妹島氏は「建物には機能と構造があり、空間の仕上げとして色がある。色だけ使うのは難しく、同じ色を使っても材料によって異なるので材料と一体となって色が出てくる。常々素材が持っている色を使えないかと考えている」と色彩の位置付けを述べた。
同氏が設計した「金沢21世紀美術館」はスチールとガラスを主として作られている。曇りが多いという気候の中、暗くならないように光を取り入れた設計となっており、屋根は白と薄グレーを採用し曇り空との一体感を演出した。内装は白の塗装仕上げ。展示ゾーンと交流ゾーンの壁の色を同色とすることで、交流ゾーンにおいても作品の展示ができるようにした。その他にドイツのデザインスクールや国内の分譲住宅などをスライドを使って設計のコンセプトを紹介した。
その後行われたパネルディスカッションではフランソワーズ・モレシャン氏(ファッションエッセイスト)、荻原弘子氏(日本テレビ)、門田真乍子氏(カラー集団トータリア)がそれぞれ色彩への考えを話した。
門田氏は「建築の快適色は、地球の色、自然の色」との見方を示し、具体的には白、グレー、黒、茶色、ベージュの5色を挙げた。また、黄色が含まれ暖かみを感じる色をウォームカラーと定義。これらの色は快適な街とされているウィーンの町やフランスの屋根などで使われていると分析した。一方、冷たさを感じ青を含んだ色をクールカラーとし、こうした色はオフィスの外壁や内装で使用されていると説明した。
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