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2008年09月03日
トラックの多色化塗装で需要増 旭サナックUTS開催
旭サナックは7月11日、第99回ユーザー技術教室(UTS)を開催した。今回は日産ディーゼル工業の佐藤義博氏を講師に迎え「トラックキャビン塗装の多色化対応について」をテーマにカスタムペイント事業について語った。
日産ディーゼル工業では1998年から最小在庫、短納期、最小コストを図るため、従来の見込み生産から受注生産に方式を変更。その結果として生産能力に余力ができ、更なる拡大を目指して、2002年よりカスタムペイントを開始した。
カスタムペイントの工程は下塗り+中塗り+上塗りで、ソリッドカラーはロボット、メタリックカラーはベースコートをロボットでクリヤーはベル型自動機で塗装している。1台からでも受注し、色は専用コードで管理しており同色塗装が可能となっている。
課題となったのが受注から出荷までのリードタイム。塗色の登録(サンプル版作製やユーザー承認)、多色仕様のデザイン、塗料製造などにかかる時間が納期上の大きな課題となった。
そこで同社は自補修用塗料などの調色で使用されていたCCMの導入、デザインの寸法の基準化、社内ネットワークシステムの開発などで対応した。更に少量塗料供給装置を設置することで、塗料購入の最小化を実現させコスト削減も図っている。
カスタムペイントの登録塗色は2,600色を超え、生産実績は約17,000台となっている。登録色ではソリッドが約4分の3、メタリックが約4分の1といった割合だが、最近はメタリックの割合が増えているという。カラーはソリッド、メタリックともにブルーやグリーン系が多くなっており、「自然にやさしい淡彩色が人気」(担当者)。
同社はカスタムペイントを導入したことで受注も増え、今では「カスタムペイントが売りになっている」というほど。今後は人気登録色を選択した色見本の活用を積極化したり、ユーザーの表現したいカラーリングを提案したりして拡販を図っている。
また、技術レポートでは林信之氏(旭サナック塗装)が水性ウレタン2液塗装機の開発について報告した。
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