ニュース
2008年10月09日
マーケットアイ "上質な色と暮らす"を提案 東西にF&Bショールーム
FALLOW&BALLはいま世界から最も注目されるデコレーティブアイテムになりつつある。発祥地は英国、ナショナルトラスト運動やエコロジカルライフへの指向から誕生した古くて新しいコンセプトを持ったアイテム。
古いというのは自然の原石を加工した顔料を使って、塗料の製法(レシピ)も大量生産ではなく、分散にじっくり時間をかけるオールド生産方式を採用。なぜか? 自然系の顔料をリッチにバインダーに練りこむため時間がかかるといった事情もさることながら、良品へのこだわりがあるからだ。
FALLOW&BALLのペイントは英語で「chalky」と呼ばれ、日本風にいうと漆喰のようなテイスト(質感)が持ち味。しかも色味に深さとしっとり感があり、圧倒的な存在感がある。
現在ではヨーロッパ全域はもちろんのこと、北米、南米、そしてアジアにブランドは浸透し、グローバルな高級(プレミア)ペイントとしての地位を確立している。
そもそもカラーワークスとFALLOW&BALLの出会いは一目惚れに近い。これまでのペイントの品質に物足りなさを感じていた秋山社長は「これだ」とピンときた。即実行に移り、英国本社に直談判し、その熱意が相手に通じ日本総代理権を獲得。約7年前のことだ。
FALLOW&BALLの魅力はペイントと壁紙がセットされているところにある。カラーワークスはこれによって本物志向の壁紙(塩ビクロスではない)を扱うことができ、ペイントの相乗効果のプレゼンテーションに注力してきた。
しかしブランドの立ち上がりが必ずしも順調であったわけではない。FALLOW&BALLの真価はテイストの分かる人たちにアピールしたからだ。生活の価値を重視するクライアントからは「全く新しい空間、住まい方そのものを高めてくれる」との声が寄せられ、市場展開の手応えを十分得た。
秋山社長は「ペイントの色に対する見方が変わり、グレードを求めるニーズに合致し、我々も高いレベルでの提案ができる。ほとんどのクライアントは価格から入るのではなく、どのような作り込みをしたいかなど、イメージを具体化していく共同作業が中心。こんな形でペイントや壁紙が展開でき、色にこだわってやってきた我々としては大変ありがたいアイテムです」と話す。
カラーワークスは用賀のショールームを拡張し、FALLOW&BALL専用スペースを確保。これに続いて神戸にもショールームを立ち上げ、東西の拠点化を実現。西日本地域のクライアントと生活者に対するプレゼンテーションに本腰を入れていく。
この神戸のショールームはカラーワークスメンバー(約30社)の森圓化成(本社・神戸市、社長・森一朗氏)とのコラボレーションで実現した。同社の本社に隣接する新設マンションの1階スペースにこのほどオープン。
その狙いについて森社長は「FALLOW&BALLの商品力に魅力を感じ、生活者のハイレベルなニーズを吸収した新しいビジネスができる可能性がある。ペイント教室などができる研修スペースもあるので、開かれたショールームとして集客し、生活者の目線で一緒になってライフスタイルを作り込みしていきたい」と、従来のペイントビジネスにはない生活価値創造の突破口にしたいと意欲を見せる。
同社はオープンに向け数年前から人材の養成、経営を支えるためのインターネット販売の売上増など、FALLOW&BALL立ち上げのための基盤を整備してきた。いわば満を持してショールーム開設に至ったのだ。
「もうそろそろ付加価値の高い新たなペイントビジネスモデルを構築する時期。高齢化などを背景に住環境に生活者の目が向けられてきている。リフォームの次元を超えた提案をしていきたい」(森社長)。
★★★★★ニュースランキング
※1日一回データルームページで集計結果が更新されます。