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2008年12月26日

企業動向  製品:塗料

燃費改善・CO2削減をアピール(船舶用) 日ペマリン 低摩擦型船底塗料「LF-Sea」

日本ペイントの連結子会社・日本ペイントマリン(本社・神戸市、社長・遠藤志朗氏)は市場での好評を受けて低摩擦型船底塗料「LF-Sea」の販売を積極化させている。
同品は省エネルギーで海中をより速く泳ぐマグロやイルカなどの体の表面を覆っている粘膜にヒントを得た新しいタイプの低摩擦型船底塗料。船底塗料の主流を占める自己研磨型よりも更なる燃費改善を実現することを目標として、日本ペイントマリンが大阪大学・神戸大学と共同開発した。


塗料を被塗物に塗装すると目視では確認できない微細な凹凸が発生するが、同品はその成分に含まれる天然由来素材ヒドロゲルの特性を利用し、塗膜表面に水を捕捉させることにより凹凸部分を減少させ摩擦抵抗を少なくするというメカニズムが最大の特長。
この摩擦抵抗の減少により高い燃費改善効果が得られると同時に、燃料となる重油使用量減少に伴うCO2排出量の削減が可能となった。


神戸大学所有の深江丸(総トン数:449トン)に同品を塗装して得られた解析結果では、従来の自己研磨型と比べて約4%程度の燃費改善効果が確認できた。この他、船底に海洋生物が付着することを防ぐ防汚機能についても従来の船底塗料と同等の性能を実証した。
日本ペイントマリンは07年度から同品の市場展開を本格的に開始、今年度だけでも約70隻の国内外の新造船や修繕船に採用されており、累計採用船は100隻を超える見込み。


同品の今年度の売上高は5億円を超える見通しとなっており、同社の主力製品として販売を強化していく。今後も環境・省エネ対策製品として、世界各国の海運会社や造船会社に積極的な販売活動を推進し、2010年度には単年度売上高30億円を目指す。


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