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2009年01月06日

マーケット:海外

出展社数大きく減少、グローバル経済不況響く CHINA COAT 2008

「CHINA COAT 2008」が11月26~28日の3日間、広州の国際会議展覧中心で開催された。毎年、上海と広州で開催される中国最大級の塗料・塗装関連のビジネストレードショーとして認知され、中国国内だけでなく世界中から多くの関係者が訪れている。今年は616社が出展、地域別で見ると中国398社、香港・台湾55社、海外163社となり、日本からは原材料メーカーを中心に42社が出展した。

急成長を続けてきた中国市場だが、アメリカの金融危機に始まった世界経済減退の影響を受け、中国市場でも需要の減少が始まっている。加えて北京オリンピック時に化学品の輸入が規制されていたため、余分に確保した化学品が国内でだぶついた影響もあり、「10月から出荷量が落ち込み始め、11月は更に悪化した。少なくともこれから半年間は厳しい状況が続くだろう」(原材料メーカー)との見方が支配的。


出展企業数も昨年(上海会場)792社、一昨年(広州会場)716社に比べて大きく減少した。全体的に原材料メーカーの出展が多く、バイエルやエボニック、BYK、Ciba、ローム&ハースなどは広いスペースで金属調やパールなどの高意匠性や水性対応などをディスプレイしていた。ローカルメーカーでは顔料の出展が目立ち新たなビジネスチャンスを探っていた。
日系メーカーでみると、楠本化成は添加剤「DISPARLON」ブランドのレベリング剤及び消泡剤の新製品などを出展。「日本の技術を現地ニーズに対応してモディファイさせ、中国を中心にアジアへ展開していきたい」(担当者)。


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東洋インキ製造は透明性に優れた分散体「CAB―LX」をメインに紹介した。同品は顔料をナノレベルまで微細に分散することで優れた光沢性・透明性を有する。携帯電話や家電などプラスチック用塗料向けに展開する。「高付加価値製品として、日系や外資系メーカーだけでなくローカルメーカーに向けても展開を進めていく」(担当者)。


DICは顔料や水性樹脂などを出展。塗料用水性樹脂「WATERSOL」は自己乳化型水性樹脂で、優れた顔料分散性や造膜性を有する。鋼材や自動車、建築用などに適している。「中国ではヨーロッパの影響から環境ニーズは高まっており、水性塗装ラインを新設する工場も増えている」(担当者)。同社では設計は日本で行い、中国で量産化を図る戦略で拡販を図っている。


その他では旭化成、三井化学、石原産業、松尾産業、協和発酵などが出展。また、スガ試験機が高性能な耐候試験機を出展するなど、今後の高品質化を見越した製品もあった。


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塗装ロボットの出展目立つ SFCHINA2008

同時開催のSFチャイナコート2008はノードソン、ITWグループ、ワグナー社が例年通り大きな小間を占め、静電粉体塗装機器を前面に液体のスプレーガン及び水性静電ガンを出展。
ノードソン社は日本でも今秋に上市したENCOREハンドガンシステムや廉価タイプのVANTAGEガンシステムを出展。ITWグループは来年から本格展開に入る塗料供給の自動化を図ったMagic Centerの他、液体静電ガン及びビンクスの最新式のスプレーガンを出展していた。ワグナー社はHiCoat―C4ガン装備のスーパーキューブ(ブース)のモデル実演を行うとともに、欧州で実績を高めている液体静電ガンを展示。


中国・5工場で年間約50,000トンの生産規模を誇るアクゾノーベルグループはアクゾノーベル中国と同グループのノンスティックコーティングが共同で出展していた。アクゾノーベル中国はボンディングメタリックを主体に模様粉体塗料など差別化製品を中心に出展。一方のノンスティックコーティングは特殊ポリエステル樹脂をベースにした耐熱塗料を塗装したフライパンなどを展示していた。


一方国内メーカーでは旭サナックとアネスト岩田が出展。前者は非静電ガン、ハンド静電ガンに2液混合システム及びベル型塗装機を展示していた。後者はスプレーガンの他、小型塗装ロボットによる小物塗装のモデル実演を行っていた。


また今回はABB、川崎重工、FANUC、更に中国現地企業による塗装ロボットの展示が目立った。いずれもベルタイプの機器を装備し小物からプラスチック製品、特に自動車部品を対象に品質の安定と生産効率の向上を訴えるコンテンツとなっていた。「中国人は新し物好きで最新式のモデルを求めたがる」(日系メーカー)と揶揄する声も聞こえてくるが、外観品質といった管理面からしても生産技術は確実に高まっている。更に欧州向けの輸出車用パーツでは一部水性塗装が行われており、環境対応も急速に進んできた。


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