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2009年10月02日
光触媒が拓く21世紀 藤嶋昭博士が講演
酸化チタンによる光触媒の生みの親で、東京大学特別栄誉教授の藤嶋昭博士=写真による講演「光触媒が拓く21世紀の住まいとくらし」が9月15、16日の両日、東京・大手町サンケイプラザで開催された。主催・TOTOハイドロテクト事業部、協賛・TOTOオキツモコーティングス他。タイル、衛生陶器、塗料・塗装などのユーザーを中心に500名が聴講した。
藤嶋博士はまずエネルギー問題に触れ、「地球に届く太陽エネルギーのうち、まだ10万分の1も利用できていない。もう一桁多く利用できると地球エネルギー問題は解決する」とし、その利用技術のひとつである酸化チタン光触媒について解説した。植物の光合成反応を真似てスタートした研究は、酸化チタンに光を当てることで水を酸素と水素に分解できることを発見。「葉緑素の代わりに酸化チタンを使って光合成反応のポイントを再現できたことに感動した」と開発時の話を披露。
その後、TOTO基礎研究所が加わり有機物分解、超親水などの発現機能を見出し各種製品に応用。タイル、塗料、空気清浄機用フィルターなど環境改善や暮らしに便益をもたらす技術として開花していった。「光触媒の市場規模は現在1000億円、NEDOでは将来的に3兆円産業になると予測している」とし、特に今後、NOx分解機能など環境改善技術としての有用性に高い関心を示す海外での需要が活発化すると言及。
ISO規格化へ向けた作業が着々と進展していることを説明した。
また博士が理事長を務める神奈川技術アカデミーでは癌への応用、ウィルスの不活性化など人類にとって有用な新しい応用開発に取り組んでいることなどを報告した。
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