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2009年11月16日

企業動向  設備・機械:塗装機器

新タイプの小型静電ハンドガンを展開(塗装機器) 原価低減に寄与 旭サナック

旭サナックは小型静電ハンドガン「HB‐X」の展開に注力している。同品は低電圧高効率コロナ帯電方式により高塗着効率を実現するとともにアースリングの装着などで跳ね返りの低減も可能にした。(特許出願中)


今回の小型静電ハンドガンはガン先での電力出力が従来の半分程度の電圧で-60kVの静電ガンと同等の性能を導き出すことに成功。特に特許出願中のガン首元に装着したアースリングによって空間荷電密度の増大、帯電量の増加で静電効果が高まる仕組みだ。
「実験から放電電極‐被塗物間の電界強度が弱くても、帯電した粒子が被塗物に近づくと鏡像効果で塗料粒子が被塗物へ付着することが確認できている」とし、付き回り性においても効果が期待できることが分かる。


従来のエア静電ガンと同品を比較しても世界最小・最軽量(498g)を図ることで優れた作業性と高い安全性を実現した。「軽量化で長時間労働でも疲労感が軽減され、取り回しの作業性も楽になる。更に安全性の面では低電圧発生器内蔵で高い安全性を確保した。特に塗着効率は60kV仕様と同等の性能」と塗着効率の向上を強調する。
またエアスプレーガンとの比較においては塗着効率の向上で塗料使用量の大幅な削減を可能にするとともに、作業者への塗料の跳ね返りの低減が図られる。「各ユーザーは厳しい環境下にあって原価低減が優先課題となっている。塗料使用量の削減では当社比較で39%の削減効果が期待できることからVOC低減にも寄与し、環境改善に大きく貢献する」とコメントする。更にハンドリング性においても従来のエアスプレーガンと同じ感覚で使用できるなどの特長を有する。


同社ではコスト低減の救世主と位置付けるとともに塗料の跳ね返りが少ないことから作業環境の改善にも寄与する新しいコンセプトのエア静電ハンドガンとして拡販を進めていく考え。
なおHB‐Xの仕様は液圧力:常用0‐0.3MPa、最大0.62MPa。エア圧力:常用0.05‐0.4MPa、最大0.62MPa。全長:195mm(エアキャップ装着時)。重量:498g(ノズル、ケーブル類除く)。


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