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2009年12月02日
航空機塗装における環境対策 旭サナック UTS開催
旭サナックは11月13日、東京・九段会館で第103回ユーザー技術教室を開催した。今回初めて取り上げた航空塗装についての講演と新型帯電方式シリーズの技術レポートが行われた。
あいさつに立った甘利昌彦社長は「今回、航空機塗装という新しいテーマを取り上げたことで、幅広い塗装市場を再認識しました。経済環境は厳しいですが、不況克服と並行して環境負荷低減も解決することが求められています。当社としましては新技術開発で皆様に貢献していきたい」と述べた。
講演では全日本空輸・整備本部の伊藤達郎氏とANAテクノアビエーション・品質技術部の佐々木常雄氏が「航空機整備に於ける塗装の現状と将来」をテーマに語った。
通常、航空機(胴体)の製造時にはポリウレタン樹脂塗装が施されており、1回目の塗替えは4年後にフッ素樹脂塗装が行われ、その後は8年周期(国際線は3万飛行時間)で塗替えている。塗装仕様はアルミ素地に酸化皮膜処理(化成処理または陽極処理)-プライマー-トップコート。トップコートの回数は色数によって変わる。
また、同社では塗装工程ごとに環境対策に取り組んでいる。1)塗装剥離作業:PRTR法非該当の過酸化水素を主剤とする剥離剤を使用2)表面処理工程:クロムを含まない表面処理剤を使用することを検討。防食能力や工期・工数を検証した上で導入を予定3)プライマー塗装:クロムフリーハイソリッドプライマーをメーカーと共同開発中4)トップコート:塗装効率向上を図り静電塗装を実施。更にハイソリッド・フッ素樹脂塗料を使用し、塗装周期を延長。2003年より導入済み。
技術レポートでは、旭サナックの土江寛文氏が新開発の小型静電ハンドガン「HB-X」のシリーズ展開を紹介した。同氏はアースリングの脱着が可能でメンテナンス性が向上した「HB-X2」、少量塗料の静電塗装に最適なカップタイプの「HB-X2 CUP」、エアラップ霧化式の静電ハンドガン「Airless-X」を紹介した。
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