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2010年02月18日

企業動向  製品:原材料

遮熱黒色顔料が高評価、本格化の兆し オレンジ焼成顔料も上市予定 シェファードカラージャパン

無機複合酸化物系顔料を展開するシェファードカラー(アメリカ・オハイオ州)の日本法人シェファードカラージャパンは、クロムフリー顔料を用いた同社製品による顔料処方で、グレー色(N6)で総太陽光反射率50%以上を達成したとして塗料メーカーへのアプローチを積極化している。柴原信夫社長は「高評価を頂いている」として需要拡大に期待感を見せる。


シェファードカラー全体の販売動向はリーマンショック以降受注低迷を強いられたものの、昨年5月以降は回復基調。10月は創業以来、最高の受注量並びに出荷量を記録するなど好調さを見せている。特にPCM及びファインコーティング分野での採用が堅調で中国、インドといった新興国での採用も目立っている。
国内においては成長を続ける高反射率塗料市場において、濃色対応としてカーボン顔料から黒色遮熱顔料への切り替えを需要拡大の突破口としたい考え。「各メーカーにおいて評価検討を進めて頂いている」としてクロムフリーかつ高反射率性を兼ね備えた製品として需要拡大を見込む。


今後の展開として、同社は焼成顔料としてオレンジ色グレードを上市する予定。道路向け、エンプラ向けなどの耐熱・耐候性用途としての需要を見据える一方、カドミ(Cd)の代替としての需要にも期待している。樹脂、水系塗料にも対応する。
また超易分散顔料「ダイナミックス」シリーズの需要が今年から本格化する。同品は抜群の分散性を付与した無機複合酸化物系顔料で、再凝集を防ぐために個々の顔料粒子を安定化させることで、塗料化における高分子分散剤やメディアミルなどによる分散工程を必要としない塗料化が可能となった。ハイスピードミキサーによる攪拌のみで塗料化できることから「分散時間を平均で10分の1に短縮できる。納期短縮、エネルギーコスト低減に寄与し、調色システムを大きく変える」として需要拡大を狙う。


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