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2010年02月24日

企業動向

試作品塗装に特化、技術を"商品化" 塗装デザインの領域拡大を訴求 オークマ工塗

量的拡大から質的転換が求められる中で大阪・東大阪市に拠点を置くオークマ工塗は試作品、一品物塗装に特化した事業展開を行っている。大熊重之社長(写真)は「ものづくりにおいてデザイン志向が高まっている。形状、素材問わず適切な塗装方法を提案していくのが強み」と新たなビジネスモデルに手応えを感じている。


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"塗装問題解決工場"として訴求する同社は、焼付塗装、粉体塗装、電着塗装、スピンドル塗装、ロールコーター、アルミ化成処理、蒸着、水圧転写、クリーンルーム塗装などあらゆる塗装方法に対応する仕組みを構築。自社保有の塗装設備でできない塗装に関しては、10社に及ぶ同業者と連携を組むことで対応している。
顧客から寄せられる依頼は多種多様。「ナイロン素材を陶器に見せたい」「樹脂塗装に耐タバコ性能を付与したい」「シリコンゴムの表面をメタリック色にしてほしい」など。素材自体も鉄、アルミ、ダイカスト、紙、ガラス、ゴムなど多岐にわたる。言い換えれば、素材を完成品にするプロセスにおいて、塗装デザインに対する顧客の期待の高さがうかがえる。


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同社が試作品、一品塗装に本格的に着手したのは数年前から。大熊社長の「いろいろなものに塗装することに以前から興味があった」との思いを実現させた。とは言え、顧客ニーズに対し、どのような塗料を選択し、どの塗装方法を選ぶかはノウハウの固まり。同社のビジネスモデルは、経験と実績で積み重ねてきた塗装技術の"見える化"であり"商品化"が鍵となっている。
そのため経営面に関しても、当然試作品から量産化への道筋を狙うものの、試作品オーダーでも採算確保を徹底。展示会への出展や昨年開設したWEBサイト"試作塗装ドットコム"を通じて集客向上を図る一方、持ち込み90分で対応する「クイックタイム90」や1日(翌日出荷)で対応する「クイックタイム1day」といったサービスメニューを設けるなどクリーニング店さながら。経営資源や技術をいかにして商品にするかにおいて、サービス業としての様相を色濃くしている。


既に数百件に及ぶ顧客を抱える同社だが、同社のビジネスモデルの根幹を握るのは顧客数の拡大。「塗装でできるデザインの領域が見えているデザイナーは少ない。これからもどんどん発信していきたいと思う」と安定基盤に乗せる上でも将来的には2万件の顧客を目指していくとしている。


◇会社概要▽会社名:株式会社オークマ工塗▽本社事務所:東大阪市布市町3‐2‐7▽設立:平成4年4月▽資本金:3,000万円▽従業員数:社員8名(パート15名)▽ISO9001、14001認証取得


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