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2010年03月01日

企業動向  技術  設備・機械:塗装機器

銀鏡塗装の量産化を可能に アミューズメント関連など関心強まる カネバン

イタリアンスクーターの販売及び板金塗装を行っているカネバン(東京都西多摩郡、代表取締役CEO・金子弘行氏)は銀鏡塗装の量産試作機のラボ設備を新設、銀鏡塗装の工業ライン化を積極的に提案していく。
同社ではかねてより銀鏡塗装「Metalize Finishin System(MFS)」の販売を展開しており、このほど工業ライン化に向けた量産試作機を開発した。


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金子弘行社長

銀鏡塗装は簡単なスプレー作業で被塗物を鏡面仕上げにすることができるため、看板やアミューズメント関連などで実績を残している。しかし、量産化のための工業用ラインでは「ラインスペースや投資コストの問題など課題が多い」(金子社長)のが現状。
そこで同社では小スペース小コストを実現した新たな量産試作機を開発した。幅1,800mm×奥行き2,200mmとコンパクトにまとめ、70mmまでのワークサイズに対応できる。価格に関しても700‐800万円、表面調整工程などを省き銀鏡塗装工程だけでアレンジすれば500万円くらいまでに抑えることも可能という。


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銀鏡塗装量産試作機

作業工程は表面調整をガンで塗布‐エアーブロー‐水洗い‐銀鏡塗装という流れ。表面調整液、エアー、銀(主剤、副剤)用のガンが並んでいるところをワークが工程ごとにピストン運動する。ワークがラインを流れるのではなくピストン運動する設計のため、設備のコンパクト化を可能にした。
「この設備はあくまでも試作機なのでユーザーによってさまざまなアレンジが可能。タクトスピードや各種作業工程の増減などオーダーメイドで対応できる。素材調整、水処理、乾燥などこれまで培った技術ノウハウを生かしてトータルでアレンジ提案できるのが強み」と金子社長は自信を持つ。


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塗装でメッキ調仕上げ

また同社ではこの事業展開に際し、全国中小企業中央会が行っている「ものづくり中小企業製品開発等支援補助金」を活用した。この制度はものづくり中小企業の技術力向上により国際競争力を強化することを目的としており、同事業が審査を通り、総事業費の3分の2が補助された。
金子社長は「公の団体から認められたことで一部上場企業など大手企業からの関心が強くなった」と、補助金以外の効果を実感する。
既にアミューズメント関連、家電関連、自動車部品などさまざまな分野から関心を集めており、「サンプルでの物性テストをクリアし、後は量産化に向けた話し合いに進んでいる案件もある」という。


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銀(主剤・副剤)、エアー、表面調整剤が並列

「意匠性ではメッキや蒸着にも劣らない上、環境では大きなメリットがある。銀鏡塗装の量産化の道を切り開いて業界に大きなうねりを生み出したい」と金子社長は意気込む。
Metalize Finishing System


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