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2010年04月01日
光触媒塗装の価値訴求を考える JPM、TOTO茅ヶ崎工場で例会
ジャパンペイントマスターズ(JPM)は、住宅塗り替えの元請けで活躍している全国の塗装店、塗料販売店が集まり、「お客様のためになる塗装とは何かを真に追求し、施工技術、材料知識、心を大切にした営業方法、サービスの在り方を研鑽。同じフィールド、同じ目線で高みを目指している同士の集まり」(冨高氏)で、現在全国から20社ほどが参加している。
自分の仕事に対する「こだわり」や「誇り」「情熱」を具体的な技術・技能、仕上がりとして体現し、真の顧客価値の向上、ひいては塗装業のステイタスアップまでをも目標にしている「熱い塗装人」たちの集まりだ。
「さまざまな下地の状況や物件の立地環境など、現場は一つひとつが生き物。良い材料だから長く持つ、メーカーが指定している工程・仕様だから安心との考えでは浅い。自分たちの"腕"で持たせるという迫力を備えなければ。材料は自分達の技術・技能で使いこなすもの。だからこそ、腕の一部である材料へのより深い知識が必要」(メンバー)との共通認識のもと、貪欲に研鑽に励んでいる。
今回は、ハイドロテクトコートの全国トップレベルの施工実績を誇る冨代表が勉強会の開催を要請、TOTO側も快諾し「光触媒塗装をいかに価値訴求するか」をテーマに深い議論が繰り広げられた。
始めに、TOTOハイドロテクト事業部統括部長の井芹正光氏が同社の方針について述べ、「これまで衛生陶器、タイル、塗料、カー用品など個別で展開していたハイドロテクト事業を昨年4月に統合し、ハイドロテクト事業部を創設しました。当社の新たな主力ドメインと位置づけ、100周年を迎える2017年には国内外で350億円の売上目標を掲げ、大きな期待を寄せています」と説明。
その中で住宅リフォームに関しては「環境浄化、建物をクリーンに保つという光触媒技術による感動の外装ワンストップリモデル。TOTOグループだからこそできる外装ビジネスモデル」を指向。中でも「リモデルのきっかけとなる外装の塗り替えは重要」と位置づけており、「これまで以上に塗装事業者様との連携を強化し、市場にブランド浸透を図っていきたい」と熱い口調で語った。続いて光触媒や製品についての技術的なレクチャーに入り、ここでは新製品についても言及。「お客様からの要望が多かった『ECO‐EX』のつや消しタイプを、5月頃をめどに投入。また粘性を上げカブリをよくするなどの改良も行っています。事業統合により各分野に散らばっていた技術陣も集結。マンパワーの向上により開発スピードは加速度的に高まっており、皆様の要望や期待に応える万全の体制が整ってきました」と説明した。
レクチャーの後はこの日集まったJPM12名のメンバーと、井芹事業部長、TOTOオキツモコーティングスの原田部長、技術の中島部長、下吹越部長らハイドロテクト事業部の首脳陣とのフリーミーティング。
ここでは、対シーリングの課題、下地のパターンや状況に応じた細分化した塗布量の設定、耐久性と価格のバランスでより魅力的なものにできないかなど、日頃現場で直面している疑問を投げかけるとともに、真に顧客に価値を提供するサプライチェーンの在り方への問いかけなど率直な意見をぶつけた。
それに対し、技術的な課題に対しては解決へ向けスピード感を持って取り組んでいることを具体的に説明。また「ハイドロテクトコートを売ることではなく、新しい外装リフォームのビジネスをつくることが目的。それには実行力、技術力のある施工店のビジネスを支援するのが最良、最大の施策」とし、協業のための新たな仕組みづくりについての構想に言及した。
同社・茅ヶ崎工場はTOTOのR&Dの要。いわばハイドロテクト研究開発の心臓部とも呼べる施設。当日は促進耐候試験機や電子顕微鏡などの評価機器が実際に作動しているところを見学するとともに、工場の各所で行われている曝露試験、ハイドロテクトコートのデモンストレーションルームなども見学。「材料への知識が深まったことはもちろん、TOTOさんの熱意や方針が伝わった。また、いち塗装店ではめったに見られない施設・設備の見学など非常に有意義な時間を持てた」(メンバー)。
なお、JPMでは住宅塗装事業者を広く募っている。今回のような勉強会を中心とした2カ月に1回の例会の他、日頃から密接に情報交換。住宅塗装という同じフィールドで日々戦っている経営者同士の精神的な拠りどころにもなっているようだ。入会金はなく、月会費は10,000円。入会の条件は「価値観や志を共有できる同士」。
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