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2010年04月22日
PP樹脂・ゴムへの塗装が容易に 表面改質「イトロ処理」を提案 イトロ
イトロ(本社・埼玉県八潮市、代表取締役・松野竹巳氏)は、基材と塗料やインクなどとの密着性を大幅に向上させる表面処理システム「イトロ処理」の販売に注力している。
イトロ処理とは、フレームバーナーによる酸化炎を介して被塗物の表面にナノレベルの酸化ケイ素膜を形成する表面処理システム(特許取得済み)。
フレーム処理やコロナ処理、プラズマ処理など従来の基材表面のみを改質する前処理とは異なり、易接着性物質を表面に付加する技術となっている。
原理としては、燃焼化学気相蒸着(CCVD)の応用技術を用いており、火炎の酸化力と火炎中の化学反応を利用し酸化させ、火炎中に導入する有機ケイ素化合物の熱分解、酸化、還元、重合などによる化学反応物質を付着させる。基材表面にはナノレベルの酸化ケイ素膜が形成されるため、酸化ケイ素の微粒子及び表面の極性基が塗料やインキ、接着剤などとの境界面に高い結合性を与える。
イトロ処理を施すことにより基材表面の親水性は大幅に向上。ガラス、ポリプロピレン(PP)、ステンレス、アルミを基材として濡れ指数試薬で測定した場合は73ダイン以上、接触角で測定した場合は10度以下の親水性を示す。
「PP樹脂は軽くて安価といった特長がある一方で塗料との付着性が悪いため特殊なプライマーが必要となる場合が多かった。しかし、そうした場合でもイトロ処理をすれば前処理工程が必要なく塗装が可能になる。他にも、従来塗装が困難だったシリコーンゴムへの塗装も可能になる。前処理で防錆性能を求められる場合には代替とはならないが、そうではない場合や特に今後VOC規制に対応して、水系、無機塗料が使用される場合は有効で、もともと防錆性がある基材への採用などさまざまな用途に期待ができる」(取締役営業部長・山中利文氏)。
装置は精密制御のできる「ITS‐1」とコンプレッサー不要の「NTS‐1」の2モデルを揃え、ユーザーごとにアレンジした事業展開を進めている。既にガラス、IT、自動車関連製品など約180台の納入実績を重ねている。
問い合わせTEL048‐999‐7116
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