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2010年06月29日
環境対応型黄色顔料の供給を開始 重金属フリー化に最適 ウイルバー・エリス
ウイルバー・エリスは、今年1月から建築用・工業用塗料向けに環境対応型機能性黄色顔料の販売を始め、現在塗料メーカーに対しサンプル供給を開始している。
製品名はSolaplex。北米に拠点を置く大手顔料メーカーであるRockwood Pigments社が製造する。
同品は亜鉛と無機錫を複合させた新タイプの無機黄色顔料で国内初上陸。鉛、カドミウム、有機物質フリーでありながら、鮮やかな色相を発現する特長を持ち、「従来、鉛顔料やカドミウム顔料が使用されていた明るいソリッドカラー用途において理想的な代替顔料」(担当者)として販売拡大に期待感を見せている。
技術特性としては、吸油量が低いため顔料の高濃度化(60‐70%)が可能で、泡の発生が少なく、優れた粘性、フロー性を確保。特にブロックコポリマーで分散した際は「最高の挙動を示す」として自信を見せる。また表面処理及び界面活性剤を使用しておらず、水、溶剤、樹脂、ケイ酸など、あらゆる物質に対して幅広い相溶性を保持。また機能面においても、耐酸性、耐候性、分散性、色再現性を有する他、700‐1,300nmの波長においてTSR80%以上と高い反射性能を保持する。
市場として見据えるのは、建機、車輌、建築、自動車など建築、工業用全般。顔料メーカーにおいて重金属フリー化を進める一方で、単一顔料での処方が難しい現状がある。その中にあって同社は「色相範囲の拡大と少添加量での機能付与は、顧客のコスト削減と商品競争力を高める」として販売拡大に弾みをつけている。
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