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2010年07月02日
塗料の歩みを語る 国立科学博物館 産業技術史講座
東京上野の国立科学博物館で6月12日、産業技術史講座「塗料 技術発展の歩み」が開催された。元日本ペイント・元日塗工専務理事で、前産業技術史資料情報センター主任調査員の大沼清利氏が話す塗料の歴史に満員40名の受講者は熱心に耳を傾けた。
大沼氏は塗料ルーツから紹介。塗料の歴史は古く、そのルーツは紀元前1万年前の洞窟の壁画とされる。日本最古の漆塗り(櫛)は既に紀元前にありその櫛は6層塗りされていた。
「明治維新で西洋建築技術の導入の加速に伴い洋式塗料も普及し、その後国産化の気運が高まった」(大沼氏)。
また、同氏は塗料の工業化開祖として、堀田瑞松、茂木春太、茂木重次郎の3名を挙げ、国産塗料が作られたのは1881年で、1885年に特許を取得したと紹介した。その後は科学技術及び国内経済の発展によって塗料がどのように進化し、近代社会にどのように関わってきたかを解説した。
最後に大沼氏は「表面加工材は塗料の他にもメッキやラミネートなどあるが、補修が可能でかつ薄膜となると塗料に勝るものはないのではないか。そういう意味でも塗料は快適な近代社会の維持、創造に大きな役割を果たしている」と結んだ。
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