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2010年07月21日

行政・団体

非クロム系前処理と小ロット粉体紹介 粉体塗装研究会セミナー

粉体塗装研究会は6月15日、きゅりあんで2010年第3回研究会セミナーを開催した。セミナーではコーテック顧問の久保田廣氏による粉体塗料・粉体塗装に関する世界の最新情報と関連特許速報の報告の後、2講演が開かれた。


アトテックジャパンの中根繁則氏は「非リン系、非クロム系の粉体塗装用化成処理剤についての提案」をテーマに同社の前処理剤を紹介した。
アトテックはフランスの石油会社トタルのグループ会社で従業員は3,300人以上、売上高は7億4,600万ユーロ(2008年)の規模を誇る。


「Interlox」はアルミ合金に適した化成処理剤で従来の6価クロム化成処理剤の代替として適しており、スプレー及び浸漬の両方で処理できる。工程数は最小4工程(脱脂、水洗、化成処理、水洗)で、工程を増やすことで性能を高めることが可能となる。
特長としては外観変化がほとんどなく6価クロム系のように黄変しない。更にスラッジ発生が少ない。そのため清掃時間の短縮に寄与できる。
ラインアップとしては6価クロムを含有しない「Interlox 338」(3価クロム系)とクロムを含有しない「同 5705」(クロム非含有)を展開する。


次の講演では三王の高橋大専務が「オンデマンドパウダー"コナール"について」述べた。同社はディーラーでありながら2003年より粉体塗料の製造販売を行っている。15kg(1ケース)からの指定色対応(納期は1-2週間程度)を行っており、粉体塗料のネックだった小ロット・多色ニーズへの対応で伸長を続けている。


製品ラインアップも拡充しており、樹脂系ではポリエステル系、エポキシ/ポリエステル系、高耐候ポリエステル系がある。特殊機能タイプとしては低温、発泡防止、低発煙を揃える他、ソリッド平滑やメタリック、模様タイプなども揃えている。
また、同社では塗装会社である邦和工業とのコラボを図るなど更なる発展を進めている。今後は「超耐候性、HAA、低温、メタリックを使ったハンマートンタイプなどさまざまなニーズに対応して事業を拡大させたい」(高橋氏)。


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