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2010年08月30日

企業動向

塗料の持つ要素技術をブランド化、多彩なマーケットにブランド戦略 ニッパン(日発販売)・シンマテリアル

ニッパンとシンマテリアルは遮熱保温機能塗料キルコートの持つ要素技術に『THERMLAY(サームレイ)』のブランド名を冠してさまざまな分野にブランド戦略を進めていくことを明らかにした。


これまで同社は日本大学生産工学部と産学共同でキルコートの技術検証を行ってきた。遮熱性・保温性・断熱性において優れた性能を発揮するとともに、素材の持つ耐久性・伸縮性・密着性でも従来にない性能を有することから、塗料にとどまらず、機能素材としてTHERMLAYテクノロジーを技術起点型のオープンイノベーションモデルとして新たな事業展開を進めていく考え。
既に自動車の内装材、建材、家電製品などの分野で引き合いがあり、対応を進めている。更に米国、中国、韓国、台湾、香港に代理店を設置するなど13カ国にサンプル出荷を含め出荷が始まっているという。


同キルコートはベンチャー企業のシンマテリアルが開発し、昨年から日発販売が販売を手掛け始め、既に国内約30代理店を擁し、昨年度の国内販売額は数億円と見られる。
また同製品の特長は特殊アクリルエマルションに微細な中空ビーズをリッチに含有させたことで高遮熱、高断熱を実現するとともに(建物の)保温効果から一年を通じて空調消費電力の削減効果が期待できる点が最大のメリット。加えて200%強の伸縮率と4,000時間の耐久性能(促進耐候性試験)及び高密着性のフィルム(塗膜)は類を見ないもの。


「戸建住宅の屋根・外装に施工し、1年間の電気料金、CO2削減率を計測した結果、電気料金は約25%削減でき、CO2換算で(前年同期間比較)509.37削減した」とコメントする。
今回のTHERMLAYのように、塗料の要素技術にブランド名を冠して多彩な事業展開を行うケースは極めてまれで、原素材の供給やフィルム(塗膜)加工を施すことで市場性は一気に拡大する可能性を持つ。
なおTHERMLAYは遮熱保温機能原理を現すコンセプトで原素材の登録商標。また今後、キルコートの英字表示を『KILUCOAT』から『KIRUCOAT』と変更し、『KRC』をロゴマークとして使用していく。



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