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2010年08月23日
遮熱塗料事業を本格化 大日精化
大日精化工業は、遮熱塗料事業を本格化させている。元々は同社の関連会社である九州大日精化工業が製品化し、熱改善を要望する特定顧客向けへの販売にとどめていたが、遮熱塗料が市場で脚光を集め始めた2年前から同社に対する引き合いも増加。顔料メーカーとしての優位性が生かせることから遮熱事業を同社本体の事業に位置づけ、全国販売を積極化させている。
同社が遮熱塗料事業を推進する背景となったのが、今年2月に設立した環境委員会。同社は、インキ、顔料、プラスチック・樹脂、高分子の各事業部間を飛び越えた環境対応製品の訴求を図っていくことで、ソリューションビジネスへの転換を図ろうとしている。遮熱市場においても当面は屋根向けの展開だが、将来的にはインキ、フィルム、添加剤といった用途に応じた製品開発も視野に入れている。
現在、発売するのは太陽熱反射塗料「クールライフDX」。優れた遮熱性、高耐候性を確保。標準10色を揃え、各屋根材への塗装に対応する。
また需要伸長が著しい舗装向けには昇温防止塗装システムとして、常乾型水性無機質塗料「ダイスコート800 遮熱シリーズ」、スーペリア・アクリルエマルジョン塗料「ローンコート遮熱シリーズ」を発売。中塗り層では、遮熱中塗白色層を施すことで赤外線領域を反射。上塗り層では赤外線領域を反射させる一方、透過顔料を使用することで選択的に赤外線を反射し、太陽熱エネルギーの吸収を抑えることで塗膜の表面温度上昇を抑制するメカニズムを構築している。
担当者は「当社は、透過率、反射率、耐久性、耐候性に着目した製品開発を進めている。顔料の選定を含めて、性能には自信を持っている」と話す。
最近では、東京ビッグサイト屋根部の施工を手掛けるなど、販売拡大に弾みをつけている。
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