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2011年03月29日
(東北地方太平洋沖地震関連)AGCグループ、復旧状況について
3月28日
(旭硝子より)
当社は3月14日に東北地方太平洋沖地震によるグループの被害状況についてお知らせしましたが、現在の復旧状況について下記の通りお知らせいたします。
AGCグループは、ライフラインの維持に不可欠な化学品や被災地復興に必要なガラスを含め、住宅、自動車、電化製品等の生活に深く関わる製品を広く提供する素材製造企業として、被災した事業所の復旧並びに地域の復興に向けて今後も全力で取り組む所存です。
1.従業員の状況について
従業員については全員の安否確認が完了し、数名が軽傷を負いました。
2.事業所の状況について
今回の地震により大きな影響が出た事業所の現在の状況は以下の通りです。
(1)AGC 旭硝子㈱ 鹿島工場(茨城県神栖市)<主製品:建築用板ガラス及び化学品>
建築用板ガラス
建築用フロート板ガラス生産設備の一部が損傷し、現在生産を停止していますが、再開に向けた補修作業を鋭意進めた結果、損傷を受けた箇所の修理は近日中に完了予定です。
4月中旬の生産開始を目標に、今後引き続き復旧作業を行います。
化学品
化学品の製造・出荷設備も損傷を受けましたが、医療用医薬品に用いられる重曹については特に優先的に対応し、既に在庫からの出荷を開始し、生産再開に向けた準備も進めています。生産活動に必要な電力や原燃料の供給が開始され次第、他の製品の稼働を逐次再開する予定です。
また、建築用フロート板ガラスや化学品の出荷及び原料受け入れに使用する船積バース
が損傷し、一部使用できない状況となっていますが、代替手段による対応を順次進めます。
(2)AGC 旭硝子㈱ 千葉工場(千葉県市原市)<主製品:化学品>
近隣の工場で火災が続いていたことから工場への立ち入りを制限していましたが、3月14日の立ち入り制限解除を受け、生産設備の確認・復旧作業を行いました。特に水道水殺菌剤用の次亜塩素酸ソーダについて優先的に復旧作業を進め、3月17日から在庫品の出荷を開始し、3月20日から生産を開始しました。また、自家発電設備が3月23日より運転を開始したことから、次亜塩素酸ソーダの原料である苛性ソーダなど一部製品の生産を開始しました。今後稼働に必要な電力供給の目途が立ち次第、他の製品についても逐次稼働を再開します。
(3)AGCディスプレイグラス米沢㈱(山形県米沢市)<主製品:中小型液晶用ガラス基板>
同社は中小型液晶用ガラス基板の加工を行っていますが、建物設備には決定的な被害はなく生産を再開・継続しています。また、同社が製品の加工作業を委託している一部の協力会社の中に建物設備を損傷した所があり、引き続き復旧に向けて鋭意準備中です。
(4)AGCエレクトロニクス㈱郡山工場(福島県郡山市)<主製品:オプトエレクトロニクス用部材及び半導体関連部材>
損傷を受けた生産設備の復旧作業を進めた結果、3月下旬より一部製品の生産を開始しており、今後2~3週間で全ての製品の生産を再開する見込みです。
なお、前記のほか建築用加工ガラスを生産する東北・北関東の一部拠点において生産を
停止していましたが、震源近くの拠点を除き復旧工事を終え、既に生産を開始しています。
3.事業別の出荷見通し等について
(1)ガラス
建築用ガラスについて、鹿島工場の生産再開までの期間は供給に支障をきたすことのないよう、在庫及び海外を含めたグループ内の他拠点からの出荷による対応に努めています。なお、震災発生直後は一部品種について他拠点からの出荷に時間を要することから受注を制限せざるを得ませんでしたが、現在は受注を再開しています。
(2)電子
今回の震災の影響は中小型液晶用ガラス基板用に限定されるため、フラットパネルディスプレイの事業全体に与える影響は限定的と考えています。
(3)化学品
鹿島工場については電力供給及び原燃料の確保が課題ですが、解決すべく関係先との協議を継続します。また、船積バースの損傷により原燃料受け入れ及び製品出荷に支障が出ていますが、代替手段による対応を順次進めます。
千葉工場については前記の通り、既に一部製品の出荷を開始しています。引き続き必要な電力供給を確保すべく関係先との協議を継続し、全ての製品の生産開始に向けて取り組みます。
4.業績への影響について
前記の通り各事業において復旧に向けて全力で取り組むと共に、グローバルに事業展開しているAGCグループの強みを活かし、海外を含めた事業所間での生産応援等を効果的に進めています。
現時点の状況下では、当該地震による設備等の復旧に要する費用は甚大なものとはならない見込みです。但し業績そのものへの影響額については、今後の経済情勢が不透明なこともあり、現時点で具体的な数字を算出するのは困難な状況です。当期業績への影響については、判明次第開示致します。
5.電力使用抑制について
AGCグループでは、国内の電力不足が深刻な状況に鑑み、引き続き工場の稼働調整や事務所における節電など電力の削減・使用抑制に協力していきます。
以 上
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