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2011年03月28日
NEWショップ時代 C&Cショップの迫力 大関・埼玉店(川口市)
オープンして1年余りが経過し、売上の伸びは順調に推移。埼玉拠点を浦和から川口に移した効果が出ている。ロケーション的に荒川を挟み東京東部エリアをカバーでき、塗装業者の集積密度が高いためだ。
プロの職人の購買パターンを見る。リピーターも増加しているが、新規顧客の来店が売上を加速。大半の新規客は現場の口コミから来店している。仲間同士の話から大関の副資材は品質が良くて安いとの口コミが伝わって「ひとつ行ってみよう」という行動になる。最近では「俺たちの求めるプロスペックの品質は大関にしかない」との評判も出るなど、プロ品質へのこだわりが客の信頼性につながる面が表面化。安さへの訴求とともにC&C業態を支える土台になってきた。
具体例で紹介してみよう。塗装職人の必需品である腰袋。刷毛やローラー、皮スキ、テープを入れる道具入れである。これに注目したきっかけは職人の一言。「すぐ底が破れてしまう」との声を聞き、大関は独自開発に入る。
開発という言葉は大げさすぎるようにも映るが、副資材全般をプロスペックの面からチェックすると落とし穴がいくつもあるというのが大関のスタッフの認識。しかも従来の塗料販売の場面では副資材品質は無視されてきた。
ところが職人側は、どんなに小さなアイテムであっても道具へのこだわりは強い。「もう少し使いやすいもの」「手になじむもの」「作業性の良いもの」とのニーズは、当然のことながら副資材にもある。
腰袋開発には約2年かかった。スペックへのこだわりから拙速に品質への妥協をしないのが大関スタイル。最大の課題は素材。国内の帆布すべてをチェックしたが大同小異で、決め手の強度がない。結局入手できたのは中国のミリタリースペックの帆布。これによって一気に商品化でき、大量発注によるコストダウンで市価より40%以上安く販売することができた。同社のヒット・オリジナル商品のひとつとなっている。
C&Cショップの基本は、倉庫内ショップ。川口の場合、7~8台の駐車スペースと大型倉庫。この倉庫内に店舗がある。倉庫はストックヤード機能が主体だが、ボリュームゾーンを顧客に見せる効果を狙う。ノーポリ、洗浄機、塗料(石油缶)の大量陳列。特に圧巻なのが、ノーポリがタテ1列に並べられており、他の店にはない光景を見せる。洗浄機も常時5~6台陳列。その他、軍手やローラーのカートンが山積みにされ、文字通り倉庫型ショップのたたずまい。
ショップスペースも広く、顧客が回遊できる余裕があり、目的買いのはずが余分に買ってしまう客も目立つ。刷毛とローラーといったメインアイテムに関しては独自スペックで品揃えしており、ショップの顔となっている。大関ではローラーの独自開発を数年前から進め、昨年大関バージョンのスモールローラーを売り出した。1本100円でまとめ買いは更に値引きし、反響が大きかった。
その一方で課題も発見した。ローラーの布やハンドルに改善の余地があり、現在品質の向上に着手。目指すのは同等品のトップクラスの品質。「安いからといって2番手の品質ではプロスペックにはならない」(鈴木政吉氏)との理由。
プロの職人は大関をどう見ているのだろうか。「大関に行けば在庫切れがないので安心」とか「テープ、マスカー1つでも他のものとは違う。使いやすい厚みがあり、テープの切れが鋭い」など、現場で使ってみて品質が分かるという体感品質が浸透している。
副資材品質のあくなき追求は大関のポリシー。塗料に関しても扱う新製品については常にモニタリングし品質をチェック。このチェックによって扱う商品を絞り込むことが可能になる。
◇大関埼玉店所在地:川口市本郷284、TEL048‐280‐2880
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